自己愛、疾しさ、フェティシズム
渦巻くキャンバスで
描いた今宵の“ダーティ”
「アタシだけ見ていてくれますか?」
叶わぬ願いなら 描き足す黒めの2B

黄色いバラには隠された
ヒミツの卑しさとアンフェア
消えないインクで塗りつぶす
醜い欲望に塗れたアタシのカラーラフ
「いますぐあのコを消して!!」

本当に嫌だった
あのコが「売れる」たび
アタシは強く握るその筆を
指先にこびりつく
どろりとくだらないインクの
底が尽きてカラになるまで
「――あぁ、もう…
アタシら終わりだね。」
超、超…
汚れた“ラフ”でした。

滴る雫で滲ませる
淫らなキャンバスに 描いた空虚な絶頂
「今だけは応えてくれますか?」
慣らした筆さばき 蔑む奴らに嘲笑

絡めた指先 軋ませる
未熟なあのコには不可能でしょう?
黒く、黒く潰せ もっと描き乱して
さながらアタシが
「毒蜘蛛」と呼ばれても
穢れたシルクの側で

激しく描いたの 抑えた渇望に
塗れたアートの上に妖華を添えて
慰めは好きでしょう?
癒した数だけが アタシのアートを
さらに光らせる

本当は嫌だった あのコを妬むのも
アナタと空虚を描く アタシ自身も
色だけが落ちていく
汚れた卑しさを 残して今宵も描く
ダーティなグラフィティ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Immoral art 歌詞

閲覧数:21

投稿日:2025/06/20 23:45:33

文字数:539文字

カテゴリ:歌詞

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