眠らせ姫からの贈り物 後編【自己解釈】
投稿日:2011/10/31 19:06:14 | 文字数:1,651文字 | 閲覧数:1,997 | カテゴリ:小説
新聞記事のわからないところは*にしてあります。
本家様 http://www.nicovideo.jp/watch/sm14539838
私のところに、毎日沢山の患者様が来る。
その時に、気づいた。
誰もが悩みを抱えている。
父も母も、街の人達もみんな。
みんなの悩みは、‘夜に眠れない’
その人達のために、giftを作る。
眠れるし、どの病気にも効く薬を。
それは、嫌な現実や叶わない思いを、夢の中で忘れさせる。
だから、みんなは、giftというゆりかごの中で赤子のように、
目を閉じたまま、身を委ねればいい。
眠りなさい。この魔法の薬、giftで。
よく眠れる、このgiftで。
そんな私は眠らせ姫。
使命は、‘みんなを眠らせること’
あなたの‘幸せ’の為に、全力を尽くしましょう。
**********
〔ブランケンハイム侯爵、死去〕
〔医者のフェリクス氏、危*壮絶〕
〔*で24名死亡。原因は不明〕
〔トラゲイの奇病騒動、収*〕
〔事件の背後に犯罪組織『ペールノエル』の話?〕
〔エルフェゴート政府、フリージス財閥に調査を依頼か?〕
〔アケイド、トラゲイ*の通行が禁止〕
〔フリージス財閥、調査**トラゲイに派遣。〕
〔トラゲイ、壊滅状態。〕
**********
数日後。トラゲイの町は、
静かになった。
私のgiftを、みんなが飲んだ。
そして、みんな‘幸せ’になった。
ただ一人だけ、眠れない私。
そんな私は、‘幸せ’の代わりに、
報酬として自由と‘財’を得た。
眠りなさい。この魔法の薬、gift[毒]で。
よく眠れる、このgiftで。
そんな私は眠らせ姫。
あの地獄のような日々から、‘希望’を求めた、哀れな女。
だって、もう耐えられなかった。
あんなお飾りのドールのように、周りに利用されるだけの日々は、嫌だった。
もう私はとっくに壊れていた。
だから、すべてを壊したかった。
幸せな人間を。
あの時、ジュリアに言われた言葉。
『そうそう。あとね、マルガリータ…
あなた、もうこんな日々は嫌なんでしょ?
だったら、壊せばいい。
この薬、giftは英語で‘贈り物’という意味を持ってる。
でも、ドイツ語では‘毒’という意味なのよ。
だからあなたは、毒という幸せを配る‘‘眠らせ姫’’になりなさい。
あなたはもう「ペールノエル」の仲間よ…
ようこそ。フフフ…』
本当に、よく効く薬だね、このgiftは。
だって、‘永遠に眠れる’ほどによく効くんだもの。
さて、『サンタさん』から与えられた使命も終わったし。
これで、ようやく私も眠れるのね。
眠らせ姫から、眠り姫に…
***************
とある犯罪組織の長によって洗脳された医者の娘、マルガリータ。
そのマルガリータの手によって、トラゲイは死の町と化した。
彼女は医者の娘だから、giftがどんなに危険なものかはわかっていたのだ。
町の人々も、医者の娘が言うんだから間違いはないだろうと、マルガリータを疑わなかった。
giftを配るうちに、気づけばマルガリータは快楽殺人者となり果てていた。
それは彼女の意思と、ジュリアの洗脳のせいなのだろうか。
なぜ彼女がトラゲイの町で集団殺人を起こしたのか。
その真相は、マルガリータ自身が自殺したことにより、闇の中にある。
**********
物音一つなくなってしまった町、トラゲイ。
そこに、二つの人影があった。
二つの影は何やら話をしている。
そして、呟いた。
「行きましょう、グーミリア。ルシフェニアへ。」
「はい、エルルカ」
二人の影は、何処かへと立ち去った。
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眠らせ姫からの贈り物 前編【自己解釈】
「そうですか…でしたら、『gift』という、眠れる薬をだしておきますね」
そう言い、giftを渡すと、患者様はお礼を言って帰っていった。
私は医者の娘なので、薬や医療に関してはなんでも知っている。
最近、不眠症の患者様が多いので、それによく効く薬「gift」を調合し、患者様にわけているの。
giftは他の病気にも効くスグレモノなのよ。
眠らせ姫からの贈り物 前編【自己解釈】
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【茶番カプリシオ】時の魔導師とぐだぐだ裁判【二次創作】
「私の言うことが聞けないの!?」
人形館長が槌を強く叩く。
そんなこと言っても無駄よ。
だって、すでに彼は力を失っているから。
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【茶番カプリシオ】時の魔導師とぐだぐだ裁判【二次創作】
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【moonlit bear】原罪者と平和な森【二次創作】
恐ろしいほどに暗い森の中を、私は駆け抜ける。
はやく、はやく、逃げないと。
これさえ持って帰れば、私は幸せになれる。
でも、うしろからは怖い熊が追ってくるの。
花が咲いた道を駆け抜けたためか、花を踏んでしまった。
【moonlit bear】原罪者と平和な森【二次創作】
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13943号室 2【自己解釈】
「おい」
部屋の外を見張っていた看守が、もう一人の看守に話しかける。
「なんだよ」
「いや…なんか、聞こえないか?」
「この部屋からか?」
13943号室 2【自己解釈】
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【七つの大罪】悪ノ片割れと忙しい厨房【二次創作】
「この…無礼者!!」
『悪ノ娘』は、確かそう言い放って捕まったんだっけ?
哀れなことだ
『悪ノ娘』は、悪いことをしたんだから、
捕まるのは当然でしょ?
【七つの大罪】悪ノ片割れと忙しい厨房【二次創作】
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【人柱アリス】new alice world【二次創作】
「そうだ…僕の中に、人間を迷いこませればいいんだ」
僕は消えたくない。
僕は考えた結果、答えを見つけ出した。
「そして…世界を、つくらせればいい」
そう思った‘夢’――もとい僕は、さっそくおもしろそうな人間を探しだした。
【人柱アリス】new alice world【二次創作】
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【茶番カプリシオ】人形館長と茶番法廷【二次創作】
「さぁ始めましょう。裁判という、茶番を」
映画館の住人を法廷に集め、槌を叩く。
裁判って楽ね。
だって、お父様の真似事をすればいいだけなのだから。
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【茶番カプリシオ】人形館長と茶番法廷【二次創作】
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【七つの大罪】ヴェノさんと悪戯の内容【二次創作】
「踊ろうよ、このハーレムで」
屋敷に訪れた女性に手を差し伸べ、決まり文句のように告げる。
そんなことを言っていた時期が、俺にもありました。
幼い頃の俺を、周りの奴らはあざ笑った。
俺は何もしていないのに、奴らは暴行を加える。
【七つの大罪】ヴェノさんと悪戯の内容【二次創作】
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【七つの大罪】カヨさんと楽しげな仲間達【二次創作】
「まるで他人みたいじゃないの…まるで、他人みたい、じゃないっ!」
せっかく、貴方好みの女になろうと頑張ったのよ?
貴方に近づいた女達から、着物とか帯とか簪とか拝借して…
もちろん、普通には貸していただけなかったけど、そこはちょっと、ねぇ?
ちょっと強引に、貸してもらったのよ?
【七つの大罪】カヨさんと楽しげな仲間達【二次創作】
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【七つの大罪】仕立屋娘と勝手な来訪者【二次創作】
「だけど仕事は頑張らなきゃ」
私の相方である裁縫鋏を片手に、一生懸命仕事に励む。
今日の依頼は七件。ちょっと多いけど、今日中に終わらせることはできる。
だって、私は仕立屋だから。
そういえば、最近困ったことがあったの。
【七つの大罪】仕立屋娘と勝手な来訪者【二次創作】
のほほんと生きる物書きです。
ギャグから真面目なものまでいろんなジャンルの小説を書いています。
…のはずが、最近はがくルカを書くことが多いです。
IN率低いです。
マイページ以外では「かなりあ荘」というコラボに出現します。
全体的にgdgdなものが多いです。
小説は、自己解釈もオリジナルもやってます。
だいたいはその場のノリで書いてます。