カンタレラ <カイメイ> 第一話

投稿日:2010/05/17 09:58:35 | 文字数:2,137文字 | 閲覧数:1,060 | カテゴリ:小説 | 全5バージョン

ライセンス:

個人的妄想の上に、偽造設定が入ってきました。
・・・ごめんなさい。
修道院に入ったら基本的に自らの意思で、出ることは出来ないとは分かっているのですが、勝手に偽造させて頂きました。
てゆうか今度はMEIKOが出てきた代わりに、ミクが出てきてないじゃん!!KAITOも少ししか出てきてないし!!!(←いい加減にしろ
えっと、次回は三人とも一緒に出せたら・・・いい・・・・・・な。(←出す気ないのか
正直この小説を書いている人は妄想が膨らみすぎて「この妄想狂!!」と、言われても否定できない状況にあるので無駄にかなり長くなりそうです、はい。
飽きられないように頑張ります。
これからもかなりの偽造設定がでてきますが、お付き合い頂ければ幸いです。

一部修正しました。

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TEXT
 

この小説は言わずと知れた名曲、カンタレラのMEIKOバージョンと合わせてみたを小説化したものです。
カイメイ前提ですが、ミクメイ要素も含ませるつもりです。
MEIKO=メイリーナ、KAITO=カイザレです。
自己解釈の個人的妄想の産物なので、多少はそういった部分もありますが、
ほとんどが歴史や人物像などは真に迫っていません。二次創作の偽造設定です。
それでも許して頂けるお心の広い方のみお読みください。
読んでくださる方々のお暇つぶしになれるなら幸いです。

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メイリーナは豪奢な馬車に揺られていた。


ボカロジア家と関わりを持つのは、記憶が正しければ十一年ぶりだったと思う。
伯父がローマ教皇であった事もあり、まだ幼い頃に修道院に送られたのだ。
別にそれに不満を持った覚えはない。
生まれてすぐに父母を失い、引き取ってくださった伯父はとても優しい方で、メイリーナは彼の事を実の父の様に慕っていた。
確かに伯父の評判が悪い事は、メイリーナの耳にも届いていた。
しかし、それも伯父なりの真摯な理由があったのだと彼女は信じていたし、修道院に送り洗礼をさせたのも自分の事を本気で気にかけてくださったからだと感じていた。
メイリーナは自身の左腕に目を向けた。
今は着ている喪服が長袖な為隠れているが、袖を捲り上げると左手首から二の腕にかけた部分が所々一斤染に近い薄桃色に変色し、引きつれているのが見えた。
周りの皮膚が滑らかなだけに、異様さが際立っている。


幼少期に負った火傷の痕だった。


あの屋敷に住んでいた頃、着ていた衣服にろうそくの炎が燃え移ったのだ。
命に別状はなかったが、医師には傷跡が残ると診断された。
そんな不幸な事件があった為、伯父は自分を送りだしたのだと思う。
神に使え、姪の不運を少しでも除去させる為に。


そんな伯父の訃報を聞かされたのは、メイリーナが俗世との関わりを絶ってから十一年もの歳月が流れた後だった。


ある日突然、所属している修道院に実の弟の様に思っていた従姉弟であるカイザレからの手紙が届き、伯父がお亡くなりになった事、これを期にメイリーナをボカロジア家に呼び戻そうと思っている事が簡単に綴られていた。
字に見覚えはなかったが、印を見る限り確かにカイザレ本人からの手紙だと推測できた。
要件だけを簡潔に纏めているところを見ると、聊か暖かみに欠けている様に見える。
否、貴族なのだからこれが当たり前なのだろう。
修道院では個人宛の手紙などは滅多に送られてはこなかったが、復活祭の日やクリスマスの日等には数多くの心が籠ったカードや手紙が贈られてきた。
十年以上もの間そういう手紙を見続けてきたので、もうそれに慣れてしまっていた。
修道院に所属している自分には父も弟も既にない事は分かってはいたが、メイリーナはカイザレに返信を送り、修道院から出る決意をした。
せめて、喪にだけでもいいから服したかった。
カイザレからの第二信には馬車を送らせる日時を伝える手紙と、喪服らしくシンプルだが一目で高級品だという事が分かる黒いドレスが贈られてきた。


そして、現在の状況に至る。


「メイリーナ様、御屋敷にご到着致しましたが・・・。」


その御者の声が、回想に耽っていたメイリーナを現実に呼び戻させた。
恐らく目的地に着いたのに何時までたっても馬車から降りようとしない彼女を、不審に思ったのだろう。


その声に慌てて返事をする。


「え、ええ。ありがとう。」
「・・・い、いえ!!」


その言葉に御者の男は困惑した表情をし、慌てて言葉を返した。
恐らく貴族から感謝されるとは、夢にも思っていなかったのだろう。
馬車から降り、目の前に聳え立つ屋敷を見上げた。
懐かしさよりも、ここまで荘厳だったかという戸惑いの方が大きかった。
修道院での生活が倹しいものだったから、そう感じてしまうのかもしれない。
元々、あまり華美なモノは好きではなかった事も関係しているかもしれないが。
呼び鈴を鳴らさずとも音もなく門が開き、その先には見知らぬ高価な黒い衣服を纏った上品そうな男が立っていた。


否、見知らぬ、ではない。


容姿にはまるで見覚えがなかったが、あの蒼玉のような瞳や瑠璃色の髪は見間違えようもない。


「・・・・・カイザレ・・様・・・?」


その言葉に男は口元に愛想笑いを浮かべ、


「御久しぶりですね。メイリーナ様。」


十一年振りですね、と続け、
柔らかく微笑んだ。
今度の笑みは愛想笑いではなく、本心からの笑みだという事が分かった。
昔と幾分も変わらない様な、穏やかな笑みだった。
その記憶のままの笑みに安堵し、メイリーナも柔らかく微笑み返した。







・・・・・・・今思うと、私がこの屋敷に戻ってきた事は間違いだったのだと、思う。
だがこの時の私はまさか、本当にまさかこの屋敷に戻ってきた事を後々後悔する事になるなどとは、予想だにもしていなかった。












カイメイやレンミク、リンミクやテッドテト等のCPが好きな雑食です。
特にミクとMEIKOとテトが大好きです。

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