Ａ
ボロボロの本で見てた　御伽の国なんて
大人が創った空想で　僕は夢見損した

外の世界はどれほどに　美しいものかって
警備員は教えてくれない　意欲を失くす為

Ｂ
きっと青いであろう空も黒く霞んで見える
視界に在るもの凡ての感情が解らない

Ｓ
原則　もう「普通」には戻れない
罵声を上げ　泣き叫び　錆びた鉄格子の中
生憎　出られたって直ぐ死んじゃう
餓死　孤独死　愛がない　だから僕はここにいる

Ａ
グチャグチャの地図広げ　この頭に映して
一つずつ答えを調べて　不可能だというのに

Ｃ
些細な遊びで　心を撫でる
変わる人など　何処にも居ないから
育まれる事に　憧れ続けた
変わる人など　何処にも居ないから

Ｓ
罰則　勝手に自殺なんて出来ない
「食べるもの　やってるのに　ゴミを捨てるんじゃねえ」って
幻聴　時々優しい声が聞こえる
「願い過ぎだ」　「忘れよう」　言い聞かせて目を伏せる

Ｂ
今在るこの空間が満足な訳ではないが
馬鹿な僕は理想なんてそもそも考えちゃいない

Ｓ
原則　もう「普通」には戻れない
罵声を上げ　泣き叫び　錆びた鉄格子の中
生憎　出られたって直ぐ死んじゃう
餓死　孤独死　愛がない　だから僕はここにいる

夢を思い　浮かべる事　それが生きる意味だから…