宝玉焼夷

投稿日:2021/12/01 21:36:09 | 文字数:1,048文字 | 閲覧数:26 | カテゴリ:歌詞

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目に付いた宝物を集めていると
自分の手の中に有るものがふと
歪んだように醜いように見える
投げ捨ててしまいたいってくらいに

何も知らなかった頃からずっと
小さなことを重ね続けてきた
それは大切なものなのにいっそ
壊して捨ててしまいたいって

そう思う自分も同じように歪んで
何が本当か分からなくなって
何が好きで何が嫌だったかも
オリジナルの感覚がどこかに消える

拾った物ばかりの宝石箱を眺めて
その中に自分を放り込めないんだ
きっと居心地が悪いって逃げ出して
草むらで寝転がっていたいって


気になった洋服を集めていると
自分で選んでいたものがふと
間違ったように浮いているように見える
まとめて燃やしてしまいたいくらいに

憧れだけだった頃からずっと
可愛い気持ちを積み上げてきた
それは大好きなものなのにいっそ
破って刻んでしまいたいって

そう感じる自分も似たように破いて
何が現実か分からなくなって
何を選んで何が似合ったのかも
デフォルトの感情が遠くに霞む

飾った人ばかりのファッション誌を眺めて
その中と自分を比べてしまうんだ
きっと着心地が悪いって放り投げて
裸でいるのだって出来ないくせに


「何を見つけたらいい?」
「何を着ていればいい?」
ある時ヒントは全て消え失せ
目隠しのままで正解を求められ

探すことが辛くなってしまうんだ
選ぶ事が怖くなってしまうんだ
あんなに楽しかったのに変だよ
あんなに好きだったのにおかしいよ


口をついた言葉を並べていると
自分で繋げていたものがふと
恥ずかしいように狂ったように見える
全て塗りつぶしてしまいたいくらいに

勢いだけだった頃からずっと
愚かな想いをかき集めてきた
それは無意味なものなのにいっそ
縛って踏みつけてしまいたいって

そう願ってる自分も同様に足蹴に
何が作りたいか分からなくなって
何を考えて何が怖かったのかも
リアリティな衝動が虚ろに溶ける


「いい気になっていただけなんだ」
「全能感に支配されていただけだ」
ある時言い訳がたっぷり溢れて
白紙の辞典で回答を求められ

象ることが恥ずかしくなってしまうんだ
偽ることが苦しくなってしまうんだ
あんなに笑っていたのに変だよ
あんなに弾んでいたのにおかしいよ


あんなにあんなにあんなにあんなに
あんなにあんなにあんなにあんなに
あんなにあんなにあんなにあんなに
あんなにあんなにあんなにあんなに


どうしてかなぁ?
どうしてだろう?

ねぇ

密かな呪文があなたの片隅で灯るように

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