あの頃いつか別れた記憶の人を
いつになっても思い出す
言葉にならないままに消えた君の姿
この手はまだ届かない
君の事を夢見る程思っても
あなたは帰らない
そんな日々が過ぎて行く

はっとして気付かされてしまった
あなたはこの今も心にいる
自分は今でもずっと覚えている
あやふやにして見たくなかった
いつまでもあなたといたかった

今でも愛している　記憶になっても
ずっと今でも尚　静かに心の奥底で
忘れられない儘　いつまでもずっと
あなたに届かなくても

愛が試すこの僕らの人生を
君と笑って一緒に行けるのかな
君の手を繋いでいたい
絶えない無限の愛を分かち合う為

幸せが満ちれば空は揺らいで
時計仕掛けの都市を飲み込み
人混みに忘れた日々が来るよ
無関心に警笛を鳴らすように

どんな顔をして君を迎えよう
振り返る事を止めてしまって
寂しい顔をさせて悪かったね
赤い糸を手繰って辿り着こう

何をどうすれば良いのだろう
だらだら日々を過ごしている
答えが上手く見つからない儘
これからへの望みに期待する

なあなあしゃあしゃあしては
挫けていた経緯を慰めている
飼い慣らされずに済むように
腐らない儘で見返りを求める

愛を食らう　生きる糧がほしくてさ

下らない毎日
路傍の空き缶を蹴って
舌打ちしながら反間を笑う

自分を殺した代償は高くつき
踠き苦しみ砂を噛み咳をする

過ちだらけの日々に
項垂れて日が暮れていく
最後を願う位なら
いっそ破り捨ててしまえ

感情論を食らい尽くして
最低限度のプライドを保った
自分の好きにできていれば
それもまたありでしょう


いつになったならあなたにまた
出会えるのかは知らない
その為に今でも何ができるのかすら
苦し紛れに写真を覗いて
何度でも思いは蘇り続くよ
回想は終わらない
あなたはもういないから

そんな日々が今も増えて
やっと愛していたと
自分で確かに解ったのに
今はまだ離れ離れのまま遠い
触れていた距離は
温もりを求めて
一人あなたを思い続けている

いつも忘れない儘で　また会えるかな
過去を消さずに　またあなたに会いたい
いつの日にか　また顔を見ていたい
幾つも歳を重ねていても

愛が試すこの僕らの人生を
君と笑って一緒に行けるのかな
君の手を繋いでいたい
絶えない無限の愛を分かち合う為

今でも優しく微笑む君を思う
何も言い出さず抜けた気持ち
今から遅れずにかき集めよう
いつかの続きをやり直すんだ

全ての思い出が灰に変っても
あなたが過去を犠牲にしても
あるがままを愛していたいよ
この命が尽き果てて消える迄

貰える物は全て貰っておいて
壁にぶつかって落ち込まずに
何やかんやあれど幸せであれ
そんな日々は確かに続くんだ

ちゃらけた猿芝居に悪銭投げ
人の目につかない美点を磨く
思い描いた理想を見てるより
現の自分を見ないと常ならん

愛を食らう　生きる糧がほしくてさ

つまらない毎日
傍観者を決め込み
血反吐を催しのたうち回る

今までの経緯を吊し上げては
足掻きに足掻き情で胸を刺す

苦し紛れの日々に
寂しさに溺れるのは論外
結末を迎えるのは
人生が終わる時だけではない

厭世観に囚われながら
希望論に確りとすがっていた
有り合わせの継ぎ接ぎで
そんな最近を憂い泣く


在り来りの日々に
日暮に目が滲み涙が差す
やるせない性分だ
世の中を憂う終わりなき日常

固定観念に縛られた
雁字搦めな自分を解き放て
ありあまる日々は糧だ
振り返らずに前を向く

否応なしにつまづいて
予定調和すらなしでどうする
懲りもしない半生だ
繰り返す毎日をどう飼い慣らそう