『Withered salvia』

ふわり 浮かぶ雲を
眺めては 溜息つき
思い巡らせど
呼び戻すは 時計の音

窓辺に残る 鉢植えのサルビア
しおれた花びら
うつろに見渡す 部屋から微かに
あなたの残り香

目を閉じれば 傍であなたが
笑顔で私を見つめているのに・・・
「愛しているのなら 抱きしめてよ」
シーツを濡らすのは涙


深い海の底にいるような
闇の中で
重りつけられたように
心 動かなくて

寂れた街の 片隅で震える
哀れな子猫
静かに 優しく包み込んだのは
あなたの温もり

ユカナイデ

遠ざかるあなたに 伸ばした
腕は届かないまま空(くう)を掴んだ
目を開けて 飛び込む白い世界に
あなたの姿はもう どこにもない

瞳に映るのは 枯れたサルビア

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

『Withered salvia』

悲しい歌やね( ´_ゝ`)

閲覧数:216

投稿日:2011/09/15 09:56:17

文字数:334文字

カテゴリ:歌詞

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