【勝手小説】ママがサンタを殴った【クリスマス企画(もどき)】
投稿日:2010/12/24 23:26:48 | 文字数:730文字 | 閲覧数:210 | カテゴリ:小説
クリスマス・イヴだからとやってみた。
この物語がフィクションでありますように。
あてんしょん!!
これはほぼ日P様の「ママがサンタを殴った」を勝手に小説化したものです。
苦手な方はUターン推奨です。
ある年の、クリスマス・イヴのこと。
「―――! ――――!」
「・・・―――。 ――――・・・」
私がふと目を覚ますと、ダイニングから誰かの言い争う声がした。
気になってダイニングを覗き込むと、ママと誰かが言い争っていた。
「サンタ、さん・・・?」
ママと言い争う相手。それは、赤い服を着たサンタクロースだった。
立ち入れないその雰囲気に、私はそれをただ物陰から覗くだけだった。
サンタさんは床に正座して、ママに必死に謝っていた。煙突はないからと変なところから入ってきて、ほとんどお家に帰ってこないパパの代わりに怒られているんだろう。
サンタさんが顔を上げたその瞬間、ママの平手が飛んできた。
慌てて部屋に逃げ帰った私は、ベッドの中で泣いていた。たった今見た光景を思い出すだけで身体が振るえるのは、きっと寒いだけじゃない。
いつものママじゃないママが怖かった。
それに、ママがサンタさんと喧嘩したらプレゼントが貰えないかもしれない。それも怖かった。
本当は違う言い方をするかもしれないけど、とにかく怖かった。
今年はリリちゃん人形のお家をお願いしたのに。
お布団をしっかり被って目を閉じると、やがて眠気が私を包んだ。
クリスマスの朝。目を明けてみると、枕元にはプレゼントがあった。中身は、お願いしたリリちゃん人形のお家。
だけど、その日から我が家には、パパの姿が消えていた。ママに聞いてみても、何も教えてくれなかった。
クリスマス・イヴの夜に、ママがサンタを殴っていた。
ちょうどそれは、私がパパを最後に見た日のこと。
作品へのコメント1
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ちょっと、「なにこれ泣ける」タグつけてくれたの誰ですか?
初めてタグいじりされた!
なんか嬉しいです!
ありがとうございます!2010/12/25 19:38:39 From 零奈@受験生につき更新低下・・・
オススメ作品10/26
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オズと恋するミュータント(前篇)
ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓ 前のバージョンでページ送りです。
オズと恋するミュータント(前篇)
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パ☆パ☆リ☆ラ
パ☆パ☆リ☆ラ
お偉いさんがTVで言ってる事なんか何も響かなかった
雑誌では胡散臭い奴らが薄っぺらな経験談を書いてる
悩みを抱えてる訳じゃないさ
だけど今日も僕は find the answer
パ☆パ☆リ☆ラ
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桜の風が吹いている
桜の風が吹いている
ああ 薄暗い海の底 沈んでく
ああ なにも考えられない 頭
ああ 擦れる肌のぬくもり 感じない
ああ 気が触れるほど擬かしい 心
桜の風が吹いている
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マイ ノスタルジア ラブ
マイ ノスタルジア ラブ
もっと前向きに 果てぬ夢見て
確りして本当の愛を生きて行く
どこかに消えないように手を繋ぎながら
2人でたった1つの道を歩んで行こうよ
マイ ノスタルジア ラブ
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【曲募集】羊の日【譜割り有】
S1
こんがしゃこんかん
こんがしゃこんかんぎーん
工場の朝は早く来る
こんがしゃこんがしゃこん
【曲募集】羊の日【譜割り有】
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xx主義者の庭
xx主義者の庭
愛想を振り撒き いつも踊ってる
面子を気にして いつも踊ってる
冷たい笑顔で いつも踊ってる
似たよな笑顔で いつも踊ってる
xx主義者の庭
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オズと恋するミュータント(後篇)
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
オズと恋するミュータント(後篇)
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☆ ホロウ・ザ・ハロウィンパーティー
さぁ10月31日(イチゼロがつサーティワンデイ)
ハロウィンがやってきた
皆(みな)が寝静まる頃 我々はやってくる
魔女に悪魔に悪霊と 徒党の行列組んでくる
下手な仮装はするだけ無駄さ
☆ ホロウ・ザ・ハロウィンパーティー
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今好きになる。英語
If I realize this one secret feeling for you
I dont think i would be able to hide anymore
Falling in love with, just you
Tripping all around and not that outstanding sounds like a darn weakling to me
"Watching you makes me so irritated all the time"
今好きになる。英語
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running to you
想い出を積んで 季節は過去へと 連れ去ろうとしてる 君さえ
何度も泣いたり なぐさめられたり そのたび 強くなってた
その絆 そう君も 信じてた なのに Ah 僕のせいさ
あふれだすこの想いを かげがえのない愛しさを 胸に抱きしめて
君を描けば明日が こんなにまぶしく輝く
running to you
最近歌詞も書くようになったので、小説書きというより文字書きですw
誕生日を記念して雪歌ユフさんをお迎えしました!
全然使えてませんが、いつかユフさん曲を作ってあげたいです。
そしてゆくゆくは鏡音をお迎えするのです。
気が向いたら作品も見ていってくださると嬉しいですoyz
メッセとかブクマとかくれると狂喜しますw