最近の投稿作品 (77)
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透明な絶望
機械仕掛けの未来を仕組んだ
僕の真実を見開けなくて
機械仕掛けに映し出される
思い出の真実たちを
明日には消えるというけれど
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未来は不時着
この感情が光を浴びたら
静かだった時計も錆びてしまうよ
形のない瞬間と 浮遊した世界は
僕の繊細で 君の繊細で 君の繊細な 君の繊細な
もう喋らないで、灰になるから
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喫水葬
花が咲いて 何かが消えた
白いこの空と あの焦燥感を
繋いだ言葉の糸が切れてしまいそう
ぽつり、ぽつり 音が鳴る
その音と存在をする
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赤い日
君が見た夢の続きを僕は知らない
あの色の僕がいたのならなにかが変わったのかな
線路沿いで人が死ぬ ただそれを見ていた
孤独な言葉で大切なものを奪った
夢の続きを僕は知らない 僕は見えない
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回葬便
聞こえる。震えたものを拾った
僕には見えない 君には見えない
「干渉された人のノイズが...」
廻った。季節も生命もあの光景も
人には見えない 物にはなれない
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青の中へ
もう駄目ってわかってるって
それでも歩こうとしているのは何故?
どうしてもどうしても
自分から遠ざかる
本当の自分は青に溺れる
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離
朝が終わっていく
君は外へ出ていく
人気のない未来で
生命の番地を探してた
「水面を、瀬にして笑ってる」
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secret of moment
咲いたあの季節は何処へ 君は檻の中を出ていく
外はまるで滑稽な裂傷 永劫だけを信じて生きてた未来で
もう1回君に会えるなら
こんなに苦労はしなかっただろう。
気づけば きみと植えた庭園には 花はなく君はいない
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夏のslip
海で溺れかけている人がいるのは
八月のせいか何か笑ったせい
だとしたらあの日見つけた肖像画を
見た時さらわれた 「はもうなんて不自然で」
従う事 頻繁に出ていく 鍵かけて 後で出ていく
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泡沫の瀬に置かれた一束の花
333mから飛び降りる さいては散っていく春の
泡沫のない幻奏と ピースのない現実に
感激的に飛び去って 咲かずに散っていく春の
空の白も唯、限りなく 解釈のない未来へ
溺れるまで気を引いていた。 箱庭の中の水葬
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幸せな春へ
真っ暗な音に書いた溜息
消えはしない 真紅の絵はがき
街頭色に阻む幽霊
消えはしない 溺れ尽きる夜に
手紙を書いたら また君に会えるかな
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群青の瀬
わかってるよ。 声を掻き消す音の残響に
「余韻に浸っている」 my flavor or 遠い群青
急かしすぎたの、 過去のアザレア 未だ消えずに
「余韻に浸っている」 my secret or siruetto
一つ また 一つ 傷が付いていく
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灰盤船
まるで生きているように 水平線を見上げている
空の青さに覆われて 心の底を隠している
魚さえ泳ぐのに 前線の夢は透けていく
枯れていった花に 「前線の夢は透けていく」
まるで生きていたように 未来像は示していた
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灰瀬、未乃時雨
蝉時雨の話をしよう
届く 君の街まで僕は
入り込んでる 八の月の日に
「心臓に入り込んで」 八の月の日に
あの夏の情景も君が飛び降りた瞬間さえ
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デジャヴ・デザイナー
灰色の木の下で あの日に浮かぶ 灯火が
沈みきって 「分かっていた」 と言える僕は きっと、泣いていた
もういっか 「時間は過ぎた」 本を置いた 君は走る
Are ___ still understand? 捲る言葉 雲を追い
過ぎた様 「だった君は」 たった今 愛想尽きて