最近の投稿作品 (34)
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デイズ
ノートに書いたラクガキの隙間から
言葉のない歌が流れだした
晴れ渡る青を描いたキャンバスの隅
深く深く染み込んでゆく
羽がないから空は飛べないよ
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水彩
見つからなかった淡い夢を
涙でぼかして消していく
何かを手に入れる嬉しさは
消えていく悲しさにかき消されて
線を描いては白く塗りつぶした
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スイセイ
水星のまわりを
音速で駆け巡るような
そんな無意味なことを
やってみたいとか思ってる
水性のペンで
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食む星
星を喰らうその姿が
小動物に似ていた
かりりと噛み砕いたら
惑星いっこ消えちゃった
君がわらうその顔が
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七つの星を吸い込んで
吐き出した白い靄
泣き出した黒い虹彩
眩んじゃって 叫んじゃって
カタカタ動く暖房
ペン先でつくりだすのは
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潔いほどに
芽生えるセブンティーン・ライオット
まだそれは新芽らしい
それでもいいさ
途切れるトゥエンティー・ナイン
それが先人の終わりだってさ
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こいとことば
38度でだるい頭を擡げて
夢を見てたような
そんな気のせいだったような
35度のいかれたような暑さで
焼かれてしまいたい
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sink
飛び込む海はシアン
深く暗く渦巻く
わたしは泳いでく
わたしは溺れてく
あなたの温度を
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アオ
青空が僕の心を知っていたら
どうかお願い 雨を降らせて
台風くらい大きいやつをさ
僕の心閉ざしたままで
このまま遠くまで行けたらいいのにな
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