雪りんご*イン率低下
ピアプロID: pieroshoujo
兄さんマジLOVE213%な雪りんごです
リンゴをくれれば支配下に回るよ←
文才のカケラもない小説書いてます
好きなジャンル:ミステリー(ただしホラーは×)
得意なジャンル:gdgd←
最近の悩み:頭が馬鹿すぎること←手遅れ
とりあえず:兄さんを愛でたい
(`・ω・){ヨロシクね!
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最近の投稿作品 (92)
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【リン誕】サンタさん
きょうはクリスマス。
おそとではまっしろなゆきがたくさんつもっててとってもさむい。
さっきはおへやのまどをあけただけで、つめたいかぜが、りんにおそいかかってきた。
ほんとうはいえのそとでゆきだるまをつくりたかったけど、さむさでおかあさんのぐあいがわるくなるのはもっといやだから、りんはきょうはいえにでずに、ずっとおかあさんといえのなかでえほんをよんでもらった。
おかあさんはおもいびょうきで、おとうさんが「もうすぐおかあさんはびょうきでしんじゃうんだ」ってなきながらいってた。
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【Lily誕】このあと滅茶苦茶お守り大事にした
日付が誕生日に変わり18歳を迎えると、さあ寝ようとベッドに潜り込んだ瞬間、突然部屋のドアがバーンと開け放たれた。
普段ポーカーフェイスに定評のあるのが嘘のように目を見開いている私に、開いたドアの前で悠然とシャフ度を決め、幼馴染のミクは目を輝かせながらこう言った。
「──肝試し、行こう!」
「……は?」
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唯一無二 1
ドアとベランダの窓を閉めただけで世界がこんなにも涼しくなるなんて、クーラーには頭が上がらない。(夏限定だけどな)
そんなことをぼんやりと思いながら俺──神威岳《カムイガク》は、クーラーで冷え切ったリビングで、アイス片手に夏休みの課題に取り組んでいた。
お袋がくじ引きで一ヶ月の海外旅行のペアチケットを当て、迷う余地もなく親父と一緒に行くのを選んだ。
そして選ばれなかった俺は、この寂れたマンションで課題と一緒にお留守番。
一ヶ月間自由だと内心喜んでいた俺に、お袋が「帰ってくる前に課題終わらせなかったら、部屋にあるマンガ全部捨てるから」と血も涙もない言葉を残した効果か、いつもは夏休み終日にならなきゃやらない俺が、夏休みに入ってスグに机に向かっているという大挙(?)を成し遂げた。
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【がくぽ誕】dead line
7月31日23時50分。
「……………………」
俺は自分の誕生日にもかかわらず、自分の部屋のベッドの上に体育座りで、スマホの画面を穴があくほどに見つめていた。
だがスマホの画面は黒いままで、俺の仏頂面を映すだけだった。
暫くして俺は空しくなってスマホを見つめるのを止めた。
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【GUMI誕】憧る
朝、クラスに登校すると、窓際の一番後ろ──つまり私、緑埜めぐみの席に知らない女子が座っていた。
その右隣の席には同じく見知らぬ女子と、前の席には確か同じクラスの女子が座って、昨日のドラマに出た俳優がカッコよかったなどと盛り上がっていた。
どうやら前の席に座る彼女が違うクラスの二人を呼んで、たまたま後ろである私とその隣の席が空いていたから二人もそこに座ったのだろうが、当の本人がやって来たのだからさっさと自分のクラスに帰るなりしてほしいと思った。
だが人と話すことが苦手な私は話しかけることすら出来ずに彼女たちの後ろでおろおろしていた。
そんな私に彼女たちは全く気づく様子もなく、このまま予鈴が鳴るまで立ちっぱなしを覚悟したそのとき、救いの手が差し伸べられた。
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Music Wizard of OZ 2【自己解釈】
「うーん……」
仰向けで目を覚ました途端に襲い掛かる頭痛に、私は顔を顰めずにはいられなかった。
そして、さっき自分の身に何が起きたのかを思い出し、ぽつりと呟く。
「……そっか……私、家ごと竜巻に飛ばされたんだ……」
だが、口に出したところで非現実じみたことが一気に現実味を帯びるなんてことはなく、むしろどんどん信じられなくなっていくようだった。
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Music Wizard of OZ 1【自己解釈】
窓から差し込んでくる朝日と鶏の鳴き声で目が覚め、私は瞼を擦りながらゆっくりと身体を起こした。
まだ半分意識が眠っているまま水色のエプロンドレスに着替え、縁にレースがついた三角巾で長い髪をまとめる。
次にキッチンに行き、たまたまラップして置いてあった骨付き肉を持って再び部屋に戻ると、ペットの鶏(将来はフライドチキン)のとり子の前にそっと置いてあげた。
骨付き肉を前に「コケッ」と首を傾げるとり子に、ようやく意識が完全に覚醒した私は笑顔で、
「とり子ー、朝のご飯だよー」
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【カイメイ】A frog in the well knows not the sea
---A frog in the well knows not the sea---
ボクは水の中にいた。
ゴボリ、とボクの口から白い泡が漏れた。
だが不思議と息は苦しくなかった。
滲む視界には人はおろか、魚一匹が泳ぐ姿すら見当たらなかった。
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【カイト誕】フォンダンショコラ【カイメイ】
昼休みに、いつものように3人で教室で昼食を食べていたときだった。
「明日はバレンタインかー」
蓮がバナナジュースの紙パックのストローを口に離してからそう呟いた。
きょとんと呟く僕らに、レンは無邪気な子どものように目をキラキラさせた。
「去年みたいに女子からチョコをたくさん貰ったせいで、グミにあらぬ疑いを掛けられちまったら面倒だよなー、ホント! 非リア共が俺みたいなリア充を『爆発しろ』とか言うけどよ、実質俺みたいなリア充もチョコをたくさん貰いすぎても困るしな」
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【カイト誕】始音という少年が青が好きという世界での2月14日
雪の降った日
手袋を持ってこなかったボクに、キミは自分の手袋の片方を貸してくれた
手袋をつけてないボクの右手と君の左手をギュッと握って、「これで寒くないね」と言ったキミの笑顔が、ボクの心を不思議とポカポカと温めた
ボクは家につくまで、キミにこの「ドキドキっ」ってうるさい心拍数が聞こえないかとっても不安だった
花が咲いた日
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正月のかなりあ荘【withかなりあ荘】
「Zzzz……」
2014年元日。
深い眠りについていた私は、陽気なアラーム音により一気に現実に意識が引き戻された。
私は音だけを頼りに、虚ろな目のまま<音の根源>を手探りで探した。
数秒後に<音の根源>である祖母から貰った折りたたみ式携帯──電話もメールも出来ないため、目覚まし時計として使用している──のサブディスプレイに、目覚まし時計のマークが映し出されているのを見ても間違いない。
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【リンレン誕】ハッピーバースデートゥーウィー
「…………」
12月27日。
私は自分の部屋に籠り、ミカンの形のテーブルの上に置かれたホール型のフルーツケーキに手もつけず、じっと窓の外の雪を見つめていた。
このテーブルはカイト兄がくれたもの、このケーキはメイコ姉、ミク姉、ルカ姉が作ってくれたものだ。
四人は今日は運悪く仕事に出来てしまい、「一緒に祝ってあげられない代わりに」と朝出て行くときにテーブルはリビングに、ケーキは冷蔵庫に置いてあった。
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delicious【withかなりあ荘】
まずさつまいも(1本)を自転車1分にあるスーパーマーケットまで買いに行く。
買いに戻ったら、なんとなく皮を剥いちゃう。
次にレンジで「温め」のボタンを押し、チン! する。
1分後──。
チンし終えたら、茶碗の上に乗せて──スプーンで潰す。
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【兄さんなう!】雪りんごの雪りんごによる雪りんごのためのry【withかなりあ荘】
結論。
兄さんマジ天使。
【兄さんなう!】雪りんごの雪りんごによる雪りんごのためのry【withかなりあ荘】
えー
ということで、さっそくですが「兄さんへの愛を叫ぼう会」を始めようと思います
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【カイメイ】ようこそ愛しきジャックよ
小さい頃、町のハロウィンイベントで手に入れたたくさんのお菓子を食べていたカイトの隣で、幼馴染の彼女は御伽話についてこんな風に語っていた気がする。
「絵本を読んでるときにいつも思うんだけどさ、この『いつまでも幸せに暮らしました』っていう終わり方、おかしいと思わない?」
カイトは彼女の話に興味を引かれなかったのか、一口サイズのチョコが包まれている透明なラップを剥がし、何の躊躇いもなく自分の口に放り込む。
しかし口の中で広がったのはミルクのような甘味ではなくただの苦味だったため、途端カイトは顰め面をした。
甘いものは大好きだが、苦いものはあまり好きではない。
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【ミク誕】とある寂れた図書館での小さな恋の話
昼でもほとんど人気のないこの図書館は、夕方になると未来しかもう人がいなかった。未来は昼時でも誰も来なさそうな隅で、壁に凭れ、体育座りをし、その膝に顔を埋めていた。
「…………」
ミクは独りだった。
一体何故彼女がこんな寂れた図書館で独りでいるのか。それは彼女の心中しか知らない。
涙はあの日に枯れてしまった。笑い方もあの日に置いてきてしまった。何もかもをあの日に拒絶し、未来はこの図書館で、時が経過するのを静かに眺めていた。だから誰も来ない黄昏時はこうやって顔を埋めるのだ。