最近の投稿作品 (3)
- へにゃら。
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【KAITO】贈りもの【祝誕生日】 2
よし、と意気込んでリンとミクは二人でキッチンに立っていた。
二人の眼はやる気を湛えて輝いている。それとは対照的にまるで濁った魚の眼で、ダイニングのテーブルに突っ伏して彼女らを眺めるレンがいた。
「よぅし!」
「お兄ちゃんに手作り料理!」
「・・・それは、まぁ、いいけどさ・・・」
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【KAITO】贈りもの【祝誕生日】 1
リビングのソファで、カイトはマスターから貰った新曲を確認していた。マスターからはまだ制作途中だから、との一言も付いていたが、それでも曲を貰って歌うことが出来るのは嬉しい。
そんなカイトをこそこそと扉や壁の影から観察している一団、というか者達がいた。
否、観察、というよりは寧ろ声を掛けるタイミングを見計らっている、と言った方が正しいのかもしれない。
「・・・で、どーすんだよ」
「そ、そんなの、考えてないよっ」