真音家シリーズ6 ララ・ルル ルン・ロン
「ララ達を、頼む。そんなことを、博士が、仰って、最期は、『リル…あいつのところへ』って。そして、リルナに、色々と、頼んであるから。」
うれしい事と、悲しいことが重なることって、よくあることだったから。少し慣れてしまった。でも、こんなのって、無いよ。
「でも、研究所(ここ)はどうするんですか?」
ルンが、ラルさんに聞いた。確かに、ここの所長は、ロンドさんと聞いたけど。
「それは、私の知り合いが、私がこっちに専念出来るようにって。だから、毎日じゃないけど、ここに来ることになる。」