夢の最果てにて　～機械人形～

鎖された屋敷の奥　独りぼっち
壊れかけの機械人形
造り物　少女の姿
硝子玉の瞳には　廃墟が映る
風が運ぶは

エスケープ・ゴート

A1
闇夜のドレス　着飾り君の元へ
聞かせて御覧よ　すぐに叶えてあげる
A2
輝く星に　願い事するよりも

童の唄と鴉の目

とおりゃんせ　とおりゃんせ
童の唄と鴉の目
手拍子は気まぐれ
滲んだ夕焼け空に
小石で波立つ池

ちょっと話を聞いてくれ。～最近告白されて付き合い始めた彼女の件について～

「あーらあら？おやおや？
アタシ、目玉焼きは大嫌いなの
ぐじゅぐじゅ　とろとろ　キモチワルイ
オムレツにして」
「朝　昼　夕ご飯

追想歌

ゆらり揺れる影と朧月
霞は深く
遠く近く響くは懐かしき
歌声　夢誘（いざな）いの音（ね）
頬伝う雫の中に

destrlogic～破壊の論理～

嗚呼　この手は
嗚呼　何故奪う
叶わぬ願いならもう望みはしない
震える指は祈りを拒む
頬伝う　罪と正義

つづくものがたり

A1
灰色の町並み
ありふれた舞台の上
誰もが皆「主役」で
「その他大勢」よ

十字架幻想

【a1】
銀色ロザリオ　掲げる向きは逆
迷い込みしは　不信疑惑の森
失くした左瞳　隠した仮面には
偽りの笑顔　虚構の道化師

名無しのマリオネット

可憐な声と美貌
王女様を妬んだ魔法使い
怒りと憎しみ込め
１つの『人形』作った
「あの娘を焼いて　その灰を持ち帰りなさい」

DIVA～隠された歌姫～

お話してあげましょう
愚かな物語
王子様と歌姫と魔女
哀れな恋の話を
茨の森奥深く

センチメンタリズム～感傷主義～

誰か気付いて　この想い　この感情
誰も彼もが　手を振って　返事を待つ
「どうか」
口ずさんだ　流行りの歌は
かなり荒んだ　言葉を紡ぐ

adventure

1番
A.
青い空　朝顔　蝉の声
照りつける　太陽はご機嫌
乱反射　波に光弾けて

busy

1A.
鳴り出す　枕元アラーム音
気だるい朝が　カップを満たす
目覚めて　視界が夢心地
ふわふわしてる　切ない幸福