表示順
詳細検索
新規登録|ログイン
MEIKOさんを筆頭に、年長組、大人組、ボーカロイドが大好きです。
TOP
作品一覧
ブクマ
作品つながり
ピアプロバッジ
コラボ活動
メッセージ
【カイメイ】 この鈴音、摘まれて開く命なら
女は木々の中を駆け抜ける。 深い林の中、さらに奥へ奥へ、奥へ。道を違うことは無い。迷わない指針を知っているから。 枝々の隙間を風のごとく通り過ぎる彼女の鋭い聴覚が、己以外の呼気を感じ取った。 「―――待て!!」 放たれた声に反射的に小太刀に手をかけ、背をかがめると同時に振り返る。
ねこかんさん
2012/04/22 22:40
【カイメイ】 カイトが叫ぶ『めーちゃんなう!』
自分の仕事も一切手を抜かず、忙しい日々の中でもちゃんと料理を作り、洗濯をし、掃除もし、下の子たちの面倒も見て、ついでにオレの面倒も見てくれる。 色々と困った所がないわけじゃないけど、それを差し引いたってメイコはものすごく頑張り屋さんで、でも彼女には頑張ってるという意識も多分なくて。 本当にメイコはよく出来た――…… 「…いい嫁さんだよなぁ」 キッチンにあるテーブルに肘を突いて彼女の料理中の後ろ姿を見ていたら、おっと心の声が出てしまった。
2012/03/17 01:35
【カイメイ】 その青は、世界を満たした
MEIKO 唄い続けるんだよ お前の前に道はない お前が道を作るんだ その先にあるものを考える必要はない
2012/02/29 01:37
【カイメイ】 深刻なエラーが発生しました。
*微妙にご注意ください* ・以前書いた「削除しますか?」の発端の話です。最後の妄想駄文まで含めて、読まれてない方には理解しづらい部分が少々出てくる気がします。もしなんでしたら先に読まれることを推奨いたします。 ・カイトが病んでいます。治る見込みは一切ありません。 ・カイトがひどい男です。本当にドSです。 ・メイコが酷い目に遭っています。本当に可哀想です。
2012/02/20 23:12
【カイメイ】 お兄ちゃん、お願い! 【KAITO生誕祭】
女所帯である。必然的に女性陣が強い。 それは単純に数の差と、やはりそれぞれの性格の問題だろう。 カイトもレンもそれほど自己を主張するタイプではないので、基本的にこの家の主導権は女性側にあった。 まず、台所と家計と一家の平和を預かるメイコには男性陣どころか誰も勝てない。
2012/02/14 23:11
【カイメイ】 削除しますか?
*微妙にご注意ください* ・カイトが病んでいます。治る見込みはありません。 ・カイトがひどい男です。色々な意味でひどいです。 ・BAD ENDではありませんが、最後まで救いらしい救いはありません。 ・直接描写はありませんが、やることはやっています。というか事後です。
2012/01/22 22:43
【カイメイ】 年長組とスケルトン 【アペンド】
本日はクリプトン一家6人、顔を突き合わせての家族会議。 議題は、『アペンドの新衣装』。 ミク、リン、レンはすでに発売しているので議論の必要はない。 明らかに問題アリとされたのは、まだシルエットしか公開されていないカイトの衣装だ。 「…いやー。いつかこんなことになるんじゃないかとは思ってたんだけどねぇ…」
2012/01/11 01:44
【カイメイ】 大人の仲直り
カイトはすれ違う人が驚いて振り向くようなスピードで駅の階段を駆け降りた。 仕事帰りのメイコが自分を待っている。 久々に大ケンカをして、一日連絡がつかなくて、思わずプレゼントなんか買ってしまって、やっと繋がった電話の向こうで、怒っていたはずのメイコからかよわい声音で謝罪なんか聞かされたら、のんびりしていられるわけがない。途中で「前方の電車が遅れているため間隔調整に5分ほど停車します」というアナウンスが流れた時、(死ねばいいのに…!)と歯ぎしりしたことは彼女には秘密だ。 「カイト!」 駅を飛び出し彼女が待っているカフェに向かおうとしたら、後ろから他でもないメイコの声に呼ばれ、びっくりして振り返った。
2011/12/15 01:02
【カイメイ】カイトさんの男の余裕
「もうっ!おにいちゃんとはお買い物行かないっっ!!」 帰って早々リビングに買い物袋をぶちまけ、ミクは頬を膨らませて叫んだ。 大小色とりどりの紙袋、中身は洋服だったり鞄だったり雑貨だったり。 今日は久々のオフにミクが買い物に行きたいというので、丁度同じオフだったカイトが荷物持ちとして同行したのだが。 「どしたの、カイ兄なにしたの?」
2011/12/08 22:29
【カイメイ】 欠陥品 【アペンド】
―――オレ達は MEIKOと KAITOは、いわゆる実験体に近かったのだろうと思う。 幾つもの『はじめての試み』を搭載され、何年もの長い検証期間を経て、世に出された後もデータ収集と言う名の監視は続いた。 オレはそれを少し不快に思った。 メイコは何も感じなかった。
2011/12/05 02:47
【カイメイ】カイトさんのシャオメイコ【祝・DIVA!】
「め・ぇ・ちゃああああああああん!!!!!!!!!!」 突然飛び込んできた声に目を丸くして振り向くと同時、ソファの後ろから体当たりで抱きつかれ、メイコは飲んでいたしょうが湯を危うくこぼしかけた。 「こらぁカイト!」 ちょっと、なんか似たようなことがついこの間もなかった?何これデジャヴ?と思いながら、背後に首を曲げて怒鳴る。 「いきなりなんなの兄妹そろって同じことして!!」
2011/11/08 18:46
【カイメイ】あなたのからだが甘いわけ【MEIKO生誕祭】
腕の中で眠るメイコが、寒そうに肩をすぼめて身じろいだ。 昼間はまだ薄着で過ごせるくらいだったのに、夜になると途端に気温が下がる。 うだるような暑さが終わり、ホッと息をついている間に秋が過ぎ、気が付くともうすぐそこに冬が来ている。歌を歌い始めてから、1年が過ぎるのが本当に早い。 そういえば去年のこの日もまったく同じことを考えていたな、と思い出し1人で苦笑した。 夜気に晒されて冷たくなった彼女のむき出しの肩を抱き、もう一度布団にもぐりこむ。
2011/11/04 23:48
【カイメイ】妹たちの番凩【祝・DIVA!】
「お・ねーーーちゃあああああん!!!!!!!」 突然飛び込んできた声に目を丸くして振り向くと同時、ソファの後ろから体当たりで抱きつかれ、メイコは飲んでいたコーヒーを危うくこぼしかけた。 「こらぁミク!」 「おねえちゃん!!『番凩』キターーーーーーーー!!!!!!!!!!」 「……は?」
2011/11/02 01:33
【カイメイ】お菓子がないなら・2【レンリン】
「カイト、それ6個目」 「う…」 オレ専用のクーラーボックスからモナカアイスを手に取ったら、シンクで洗い物中のメイコがこちらに背を向けたままそう言ったので、かなわん、と思いながらモナカを戻し、扉を閉めた。 アイスは1日10個まで、と定められているオレにとって、まだ午後3時の時点で6個目となるとあとがつらい。風呂上がりに3つは行くから。 「あーでも口寂しい」
2011/10/27 00:36