夜道の街灯に

夜道の街灯に
影に触れる光が
ヒラヒラヒラ
落ちていって
空を見上げる

無名/Sem nome

空を駆け抜けて走る
走馬灯の様な思い出だ
君は覚えていますか?
あの夏の出来事
まだ青かった僕らは

摩天楼

身を焦がすそれは摩天楼
愛も嘘もルージュで溶かして
夢を答うそれは道しるべ
このまま連れ出して
淡い水彩の空に

私と父

わたしのお父さんが
ねむったまま息を引き取った
泣き崩れる母を横目に
わたしは泣かなかった
いつも喧嘩ばかりしていて

腐界の王

永遠って一体何なんだろう
計りきれないこの時間の中で
どれくらい生きているんだろう
この力は一体何になるんだろう
愛するって何だろう

ウーロン茶

あーあの空っぽの空に
黒く透明な液を流し込んで
冷たい固形を落としたら
透き通った水中の空間に
黒く濃く染まっていく

Over the horizon/僕は貴方を愛しています.

この染められた青い空
君に出会えたこの今は
きっと二度とは無いだろう
風がふっとなびく
きっと何処かで誰かが