嘘つき神様

一つの恋が 終わったと
風の噂で 流れてた
溢れすぎた 愛だった
後悔しても もう遅い
私一人が 泣いている

黒いもの

黒い猫が
横切る瞬間
其の猫目掛けて
石投げつけた
不幸の象徴だろう?

夢

濁音だらけの
世界の果てで
叫ぶ虚しさ
教えましょう
其れは空を切る

今宵の桜は凛と散る

「今宵の桜は凛と散る」
今宵の桜は凛と散る
散るが故の美しさ
今此の刻(とき)に
誰(た)を想う?

「僕は必要の無い人間です。」

僕は必要の無い人間です。
断言することは出来ないけれど
そんな気がしたので
言葉にしてみました。
僕が居ないとしても

ぷりんのうた

「ぷりんのうた」
走り出した
あの海岸線
甘い誘惑に
溶けちゃいそう

「葬」

「葬」
悲しむことは
ありんせん
いつかわっちどもも
そちらへ逝くのでありんすから

「蝶の弔い」

「蝶の弔い」
闇夜に舞うは
蝶の亡骸
明かりを灯しんしょうか
行灯菩薩

「離別するは満月が宵」

「離別するは満月が宵」
此の世から
離別する術を
お教え頂けますか?
旦那様方

「影踏み」

「影踏み」
影踏みして
遊ぼうか
黒い黒い
其の影踏んで