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迷宮都市 ~表現と情景を楽しむ小説~
詩人は、迷宮都市に迷い込んだ。 大通りから外れた路地裏。 両側は民家の壁が連なり、 石畳の道は、永遠に続く。 勇んで、路地裏に入って、
閲覧数:126
2019/08/25 11:46
雪が落ちる
雪はしんしんと降るのが美しいでしょうか。 それとも、ごーごーと吹き荒れるのが素晴らしいでしょうか。 でも、その町では、雪が落ちてくるのです。 大きな断崖に、無数の横穴。その一つ一つが家である。 眼前には平野が広がっているのに、家屋は一軒もない。
閲覧数:134
2019/01/28 07:06
ヘルケロ旅記 日本海の冬2018.12
日本海の冬は、広くて狭い。 雪が絶えず舞っていて、地平線はいつも掻き消されている。景色は離れるにつれて薄らぎ、ついには、白んだ大気に飲まれてしまう。見える範囲はあまりに小さく、想像はあまりに多く膨れる。 列車が駅を発つと、すぐに町並みは途絶え、田んぼが大地を包んだ。 右手に、新しい町が見える。けれども、うっすらと影を覗かせるばかり。全容は分からない。左手を向くと、田畑の中心に、大きな工場が、城のように聳えている。静寂の中にたたずむ姿は、ノイシュバンシュタイン城よりも、よほど幻想的である。 葉も草も沈黙している。動くのは、私が乗る列車ただ一つ。日本海の冬は、美しい。
閲覧数:116
2019/01/01 12:56
女画家の三枚目 風景画のない塔
女画家は筆を踊らせている。 キャンバスは色鮮やかに。 まだ空の色も見ていない。荒々しく描きなぐって半刻。女画家はその腰まで伸びた翡翠の髪を靡かせて振り返った。 「ごめん、お待たせ。一段落ついたから行こう」 「ほんと、未久は描きたくなったら衝動に任せるんだね」
閲覧数:123
2019/01/01 10:28
宵の歌声
青年は納得できずにいた。 なぜ、船長はあの尼を船に乗せたのだろうか。 考えるほどに、憤りが胸を支配する。 船という乗り物は、女である。だから、船首にマリア像を讃えているし、船乗りは男ばかりなのだ。船に女が乗れば、船は嫉妬に燃えて、災難にある。それが、船乗りの常識である。 というのに、船長はなぜあの尼を船に乗せたのだろうか。
閲覧数:143
2018/12/26 08:24
天使は嗤った
天使は嗤った。キャハハ、と甲高く嗤った。天空から地上を見下して、人間の命の短さを嗤った。ラッパを片手に、教会で命の誕生を祝福するふりをして、これから訪れる無残な人生を嗤った。神の横で、人が地獄に堕とされていくのを嗤った。 悪魔は泣いた。めそめそと泣いた。地獄から地上を拝んで、人間がまた一人地獄に送られてくることを泣いた。斧を片手に、来訪者を迎え入れて、これから彼らに訪れる暗い日々を泣いた。死神の横で、人の余生を幸せに出来ないことを泣いた。
閲覧数:85
2018/11/21 19:54
正天の霹靂(せいてんのへきれき)
満天の星空。 という言葉は、陳腐だが美しい。 あなたも私も、その言葉に伴う光景を想像できる。 だが、”満天を超える星空”、という言葉はどうだろうか。あなたは想像できるだろうか。 これから語るのは、それに巡り合う物語。
閲覧数:92
2018/11/14 07:24
生
人の一生は不思議なものだ。生まれた時は明日に希望を燃やしていた。生粋の夢見人だった。だが、やがて、今にしがみ付くことを生業とし始める。生い立ちを嘆き、生憎の平生を耐え忍ぶように過ごし始める。 人は不思議なものだ。生きているのに生きようとしない。芝生が刈り取られて初めて生命であったことを思い出すように、生垣が生え育った葉を切り落とされて初めて生命であったことを思い出すように、自分の大切なものを切り落とされて初めて、生きることを決意する。 愚かだ。実に愚かだ。近代の偉人ジャンジャック・ルソーがそれを「第二の誕生」と呼んでいるように、人のその愚かさは、神に約束された愚かさなのかもしれない。だが、愚かな期間があるからこそ、輝く時期もまたあるのではないか、私はそのように思う。
閲覧数:142
2018/02/04 20:15
旅の調べ ~野辺山・清里~
~~旅初め~~ 恋人・たっさんの計画で仕事帰り鎌倉に一泊して今回の旅は始まりました。翌朝、鎌倉から、電車に揺られて四時間半? 延々山の中を走っていたのに、ふと丘に上がったかと思ったら、目の前が突然開けて、眼下に町が広がったのを良く覚えています。それからは早いもので、気づけば長野・野辺山に着いていました。 ~~思いの程~~ 小説を好きになって15年が経ちます。漫画を好きになって10年が経ちます。知る限りでは、野辺山はアニメの舞台になっていません。けれども、野辺山へと向かう小海線で熟睡すれば、「あの夏で待ってる」の小諸で目を覚まします。小諸からは「サマーウォーズ」の上田が片道20分。のどかな田んぼ風景が思い描かれます。反対に行くと、「マリア様がみてる」の軽井沢。少女漫画は随分楽しみました。ごきげんよう。山百合会の皆様はお元気でしょうか。もしかしたら、彼女らも遠足で野辺山へ? 浮かれた心を胸に、電車を降りたのでした。 ~~標高を祝う~~
閲覧数:102
2016/08/12 12:02
霧の宮島
深見謙一が玉塚夏に出会ったのは、一年前のことだった。厳島神社、というよりも牡蠣を堪能しに行った宮島で、夏は売り子をしていた。140cmの小柄な体型。黒い長髪と細い眉。客が来ても愛想笑いさえ浮かべない彼女に、却って興味が湧いた。 宮島の一日はあっという間だった。中国・九州旅行の計画を全て書き換えて、夏の元に通った。けれども、彼女の態度は少しも変わらない。毎日通っているから「また、いらっしゃったのね」なんて言われても可笑しくないのに、夏の悲哀に満ちた表情は張り付いたまま。 最終日の電車が迫って、ダメ元で告白してみると、意外なことに小さな頷きが返ってきた。それからは足繁く宮島に通っている。 ふぅと煙を 吐いて、謙一は床に転がった。 灰皿にタバコを押し潰して、携帯でメールを確認する。新着なし。夏からは滅多に返ってこない。深夜帰りの重労働。疲労で母の料理も喉を通らない。こういうとき程恋人のメールが欲しいのに、と心の中で少しだけ愚痴を零す。
閲覧数:115
2016/07/17 22:24
女画家の二枚目 濃霧の質感
女画家は筆を踊らせている。 キャンバスは色鮮やかに染まっている。 どれほど描き続けていただろうか。東南から照らしていた眩しい朝日は、既に西の空から青天を食べ始めている。 こんなところかな、と一人言を零して女画家は宿に消えていった。そよ風がそっと緑髪を撫でた。 夕食は、山菜のトロトロスープに、粟のパン。
閲覧数:127
2016/05/15 17:35
女画家の一枚目 羽の生える街
女画家は筆を踊らせている。 キャンバスは色鮮やかに染まっている。 「随分うまってるね。そろそろ完成?」 昼上がり。青髪の男が横から彼女の絵を覗く。 「それなりに」
閲覧数:161
2016/03/06 15:23
飛行機旅
飛行機から見る空は不思議。眼下の雲以外には何もない。澄んでいるわけでもない。むしろすこしぼやっとしている。 雲との境目はまるで夜明けのように白んでいる。雲の糸が絡んでいるからかもしれない。グラデーションは綺麗とは少し違う。整っているという表現が近い色の移り。 眼下の雲はまるで生クリーム。厚みがあって、塊になっていて、でも固くない。通り抜ける時の激しい揺れで初めて質量があることを体感する。 遠くの雲はところどころ影を帯びている。ぽこりと膨らんだその先には山脈でもありそうで、けれど一万フィートの上空にはありえない。 雲の切れ間から見える海は青くない。薄い雲の膜があるのかもしれない。ぼんやりとした寒色の中でときどき船の白い筋が走っている。
閲覧数:67
2015/12/05 09:47
【筆調べ】森育ちの雨
苔色のまだら模様を走らせた木々の下で、ポツリポツリと水の音。雨が止んだ頃、思い出したように雨の空。 ポチャリポチャリと出会う音。足元で音なく流れる小川をはずむ音。 ポツと、ポツリと、ポツポツと。あるいは思い出したようにまたポツと。拍子を忘れてじゃれる音。 幹と緑と薄暗さ。風を忘れて水の音。 時にフスッと靴の音。またはチャッとはじく音。
閲覧数:90
2015/07/07 15:48
【筆調べ】戦場の乙女
ボロ布の少女がいた。 ボロ布の少女が立っていた。 憂いの表情を滲ませたボロ布の少女が立っていた。 血染めの地面。転がった腕。 見知らぬ兵士の骸。
閲覧数:84
2015/06/21 07:33
交橋鉱通奇観(こうきょうこうつうきかん)
詩人は67階層目で朝霧草の白澄み紅茶を一口飲んだ。 「イア、ようやく起きたのですか」 呼ばれた瑠璃色瞳の乙女は、静かな足取りでやってきて、それから、ぶんぶんと首を横に振った。膝下まで伸びた淡いベージュ髪は、少女が動くたび、ゆったりと揺れている。 詩人がようやく大穴の入口にたどり着いたのは、一か月も前のこと。ちょうど大雨が降り出した日のことだった。乾季を一目見ておきたかったが叶わなかったようだ。今はもう紅茶の薄まる季節になってしまっている。 「冗談がうまいですね。雷が怖くて、ずっと宿から出られなかったものですから、食事を届けたのを覚えていますよ」
閲覧数:146
2015/01/06 18:42
ハロウィンは終わらない
「蓮、惨殺死体だって」 頭の大きな白リボンがトレンドな、金色長髪の美少女・凛は携帯を見つめながら、そう呟いた。二人はお祭りへ向かう人ごみの中。 午後十八時の外は肌寒い。頃はカボチャ色に染まる十月末日。今やクリスマスに劣らない日本の一大祭日へと伸し上がったその日に、アニメや漫画などと言ったサブカルチャーをこよなく愛する人達の祭りは、一週間ぶりの雨明け星空に祝福されて始まろうとしていた。 「最近報告されてるやつか」 同じ金髪を小さく結んだ蓮は興味なさげに答えた。二人は同じ白Yシャツ。一方は可愛いリボン。片割れは小洒落たネクタイ。色はお揃いの黄色。
閲覧数:144
2014/11/18 23:11
No.4 金欠【ボカファ】
「ありがとうございましたー!」 「はぁ……」 溜息ひとつ、俺は自分の財布をしまった。 残高は三千円。月末まではあと十日。本来ならばこれでも十分すぎるのだが、初音ミクが我が家に来てからは、いくらあっても足りない生活を強いられている。これほどの我儘の塊に、俺は今まで出会ったことがない。 当の張本人は、ビニール袋を手に持って、満面の笑みで鼻歌を歌っている。
閲覧数:155
2012/09/13 09:51
あの頃に別れを
冷房の中で雷の音を聞いた。 不意に窓を開けて、外を見た。 青い空の向こうから灰色の雲が近づいていた。 光って鳴り続ける雷の下で、霧のような雨が降り出した。 視界を消していく。いつも見えている景色が薄れていく。
閲覧数:120
2012/08/31 17:57
No.3自転車【ボカファ】
※No.1二人生活の始まり を読んでないと分かりづらい内容になっています。 ――――――――――――――――――――――――― 初音ミクという名のロボットが高島隼人の家に転がり込んだ日の夜七時。 食材が無いことに気付き、ミクの布団や一文無しで来た彼女の着替えなども必要なので、彼等は少し遠くのショッピングモールへ行くことにした。 一階の安い部屋なので、目の前に止めた自転車の鍵を外す。銀色のどこにでもあるようなママチャリだが、彼女はそれを見つめるから不思議そうな表情で辺りを見回した。
閲覧数:136
2012/08/26 15:09
No.2昼食【ボカファ】
※No.1二人生活の始まり を読んでないと分かりづらい内容になっています。 ――――――――――――――――――――――――― 緑ツインテールの女性が俺の家に突然転がり込むという事件が起きてから十五分。俺はまだ状況を呑み込めないまま、自分の家にいた。 彼女はというと、家の中を物珍しそうにあちこち見まわしている。
閲覧数:141
2012/08/21 19:39
ボカロファミリー キャラ・設定
0.空泉綾香 + メイコ・カイト 1.高島隼人 + ミク 2.有坂鈴菜 + リン・レン ☆空泉綾香(そらいずみ あやか) 年齢:22歳
閲覧数:99
2012/08/19 19:38
No.1二人生活の始まり 【ボカファ】
都市の音楽大学に入って二年。一人生活でバイトをしながら俺は自分の作品を送り、とある応募の最優秀賞を取った。実のところ手当たり次第に応募した中の一つだったこともあって景品の内容を全く知らなかったので、後日自宅に彼女が届いたのは不思議だった。 「はい、どちら様でしょうか?」 戸を開けるとスーツ姿の男性がいた。 「クリプトン社のものです。」 一歩後ろには女子が一人立っている。淡い緑色のツインテールという奇抜な髪型ではあるが、着ている服からして高校生だろうか。
閲覧数:107
2012/08/19 15:44
手と刃と 【歌詞】
「ボスっぽい」 手は何時の間にか刃に 笑み何時の間にか怒りに 君の眼に映る 僕の姿を知る
閲覧数:165
2010/08/26 21:33
キスシーン【場面】
「お前が好きなんだ……」 重たそうに言われて一瞬頭の思考が止まった。10年間、幼馴染として一緒に育ってきた私たちは一般の男女には到底ありえないほど親しく、いや、もしかしたら他人から見たら彼氏彼女の関係にあるのかもしれないが、言葉としてその一言を言われたのは初めてだった。 頭を殴られたような強い衝撃は徐々に抜けはじめ・・・・・・ 「――――!?」 だが、彼の突然の行動に頭は再び真っ白へと塗りなおされる。
閲覧数:254
2010/07/04 11:31
書くかもしれない者たち~w
<内容> 「学校」 ・受験(高校) ・受験(大学) ・定期考査
閲覧数:114
2010/06/24 22:21
ボカロパイレーツ 1 「始まり」
時は16世紀初頭。 スペインがイベリア半島にあるイスラム教徒の最終砦・グラナダを落としてレコンキスタを完了させてから数十年。 依然巨大勢力を保持しているオスマン帝国がシルクロードを塞き止め、地中海を通る場合も高い通行税を取られた。 ポルトガルを筆頭にヨーロッパ諸国は新たに海の道を開こうとした。そして、現代にも名高い探究家たちは新天地目指して海に繰り出した。 バルトロメウがアフリカ南端の迂回を成し遂げ、コロンブスが新大陸アメリカを見つけると、商人や船乗りは挙ってアメリカやインド、アジアを目指して航海の旅に出た。
閲覧数:180
2010/04/23 23:57
メリークリスマス 2009
日も暮れた街。 大通りは行きかう人に賑わっていた。 街を白に染める雪は街の明かりにきらきらと光り、大きなモミの木に付けられた飾りも静かに雪をかぶっている。 街中には聞きなれたこの日の代名詞と呼べるような曲が流れている。 毎年賑わう今日は、12月の24日、クリスマスイヴ。
閲覧数:246
2009/12/29 11:18
飢え
私はその光景を見て、驚きを隠せなかった。 いや、もしかしたら、恐怖と言ったほうが近かったかもしれない。 乾燥したその土地で見たそれはあまりに衝撃的だった。 この光景は見たことない人には分からない。 口では説明しきれないような恐ろしい光景である。
閲覧数:268
2009/11/23 11:15
ハンターズ ラン&ディアナ2 -コラボ【コカろん and ヘルフィヨトル】-
日もまだ登りきらない明け方。 薄暗いハンターキャンプにランは一足早く着いていた。 昨夜、市場で一通りの食糧や薬等を買い、弾薬も補充し、準備は万全である。 朝が早いからか、人は決して少なくないが、昨日ほどのにぎわいはない。 時間的にもこれからハントに行く人が多いせいで、辺りはピリピリとした空気が漂っていた。
閲覧数:139
2009/11/08 12:40
ハロウィン 2009/10/31
少し天気が寒くなり、雨も減ってきた頃。 街はいつにもまして活気にあふれていた。 いつもとは違うさまざまな色の光で照らされている街やお店。 街灯や店の電灯はカボチャ模様に飾られている。 10月31日。
閲覧数:297
2009/11/23 11:34
鎖鷲
【Aメロ】 風荒れる高層ビルの屋上 俺はそこで翼を広げる 下にいる有り余るほどの人間 俺は飛んで影をつける
閲覧数:137
2009/10/01 18:11
WEathEr
【Aメロ】 家を出てみればしとしと降る雨 バッグから取り出した折りたたみ傘 開くのをやめてポケットにしまう 【Bメロ】
閲覧数:121
2009/10/01 01:27
ハンターズ 設定
世界観 ファンタジー世界 職業 〈ハンター〉 普通の人は行かないモンスターの生息地でモンスターと関係あるの仕事をする者の総称。 〈モンスターキラー〉ハンター
閲覧数:118
2009/09/30 20:38
自転車ガール
【Aメロ】 歩道 車道 信号 大橋 学校 車庫 公共 プール 景色が 次々 後ろに 消えてく 【Bメロ】
閲覧数:329
2009/09/29 17:21