日常的思考

知らなかったから怖かった。
知ったから恐くなった。
知らなくていいという意味を知った。
好き嫌いが多かった。
なんとなく好き嫌いがなくなった。

月が綺麗ですね

何の能力も持たない平凡なボクは
それでも幸せなんだ
ただキミと笑いたかっただけ
それだけでよかったはずなのに
ごめんね

命暴落

「本日高校生の少女がイジメにより自殺しました」
ただつけてたニュースでよく見る話題
毎日人は死んでいく そんなの当たり前なのに
異様なのは時間でも他人でもない自分で終わりの鐘を鳴らしたことだけ
親の泣き顔 先生の困り顔 光を放つ記者たち

恋愛否定主義

深夜2時1人うずくまって白煙を吐く
星は見えなくて三日月だけが明るいな
生物が寝静まって電子音が耳に響く
まるでこの世にボク1人だけみたいだ
こんな夜が大好きで大嫌いだよ

応募 ポピポピペパピプペポ

おはよう今日はいい天気だね
お日様なんかご機嫌ですね
鳥も元気よく歌ってるよ
着替えていざ出陣です
黒猫が目の前横切って

狂愛依存症

愛語る教育者 愛を探す偽善者
愛を証明してよ ねえ
答え出せないくせに 知ったような顔して
問題とか出してんじゃねえよ
その手の中には愛があるのかだけ教えてよ

狂気のダンスホール

ここは無法のダンスホール
周りの誰も気にせず踊れや踊れ
血に濡れた聖職者
善人ヅラした殺人犯
ホコリかぶった為政者たちが

応募 忘却症

幸せで不幸せな普通を生きてる毎日何食わぬ顔して過ごす
ボクらはみんなそうだ忘却症
慣れない靴でキズをつくり
顔をしかめる
涙は出ないけれど心で泣いたんだ

応募 初恋

桃色の雪降る小町通り傘広げ転ばぬように歩み進める
季節が移ろう
君は今どこにいるの？
ボクはここにいるよ。
手紙届いてるかな？