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自分の辞書には「自重」とか「遠慮」などの言葉が欠けている様です。
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秘蜜~黒の誓い~【KAITO目線/個人解釈】
個人解釈もといこじつけです。 本家様とはなんの関係もありません。 作者は「白の誓い」を聞いてません。 上記が許せる方のみ前バへお進み下さい。
閲覧数:1658
2010/07/30 13:17
KAITOの種 番外編6(亜種注意)
友人が体調不良で早退したらしい。身体が弱いわけではないはずだけど、早退するほど体調を崩すなど珍しい。 そう思っていた矢先、そいつから電話があった。それがまた妙な電話で、奴は一言も言わないまま電話を切った。 声が出せない程体調が悪いのだろうか。 助けを求めたかったのか何なのか、電話の意図を確かめるために俺は奴の家に来ていた。 来たのはいいが。
閲覧数:1058
2010/03/25 16:00
君に
君に謝りたい事がある 毎日相手をしなかった 面倒だと思う事もあった でもここまできた 君に聞いてもらいたい事がある
閲覧数:232
2010/03/09 23:57
KAITOの種32(亜種注意)
ほぼ透明なマフラーや色素の薄いほのかに水色をした髪が、内側から紫に染まっていく。滲み出る紫の色はどんどんと濃くなっていき、あっという間に葡萄と同じ色になった。 コウがグレープアイスを食べたのだ。 今日は美鈴と黒ゴマKAITOが来ていて、お土産にと果物のアイスを持ってきてくれた。そのうちの一つ、グレープアイスをコウに食べさせたところ、見事に紫になった。 「グレープって、どんなキャラになるんですか?」 美鈴に聞かれるが、知らないと答えるしかない。今日初めて食べさせたのだ。全く予想がつかない。
閲覧数:303
2010/03/05 00:21
KAITOの種31(亜種注意)
頭が重くて。痛くて。 息が苦しくて、辛い。 昨日から体調が悪かった。それは自覚している。それでも軽かったし、大丈夫だろうと思っていた。 朝も辛かったが、無理して活動していた。それが祟ったらしい。 会う人会う人皆に心配され、友人にはことごとく帰れと言われた。
閲覧数:271
2010/03/01 06:35
KAITOの種30(亜種注意)
小さなホールケーキに蝋燭が一本。火が点されたそれを眺める二人の顔はキラキラと輝いていた。 モカとコウの誕生日祝いだ。 …正確にはモカが昨日でコウが明日だがまとめてしまった。何度もケーキ買いたくないし、あまり有り難みがないような気がして仕方なかったからだ。 しかしよく誕生日を忘れないでいたものだと自分で思う。なんだかんだで覚えていて、ケーキを買って帰ってきた。 蝋燭の数を悩んだが、とりあえず一本にしておいた。というか、こいつらの歳の取り方は人間と一緒なのだろうか。まずそこがわからないのだが。だがさっきまで誕生日という存在をを知らなかった本人達に聞いても、わからないだろう。誕生日に関して教えるのは簡単だったが、一年という概念がないらしくそっちの説明に時間がかかった。そういえば一ヶ月の説明を昔したが、それも理解してくれるのに時間がかかったな。
閲覧数:210
2010/02/10 23:58
思い出とオルゴール3・完(KAITOの種/亜種注意)
気が付くとオルゴールは止まっていた。 話し終えた老女がふう、と息をつく。青年が飲み物でも持ってきましょうか、と尋ねたが老女は静かに断った。 青年の膝の上にある音の止まったオルゴールに老女が手を伸ばす。青年に手渡してもらうと、老女はネジを巻きはじめた。カリカリとネジの音が響く。 「もう歳ね……この程度のお喋りで疲れるなんて」 冗談なのか本気なのか、少々気落ちした雰囲気の老女に、青年が言う。
閲覧数:280
2010/02/09 18:30
すぐ傍で(カイメイ)
シャカシャカと微かな音が聞こえる。すぐ隣でめーちゃんがヘッドホンで音楽を聞いているからだ。どれだけ小さな音で、音洩れを気をつけていても、無音の部屋では僅かに聞こえてしまう。…まぁ、外じゃないから音量を気にする必要もないし、それなりの音量なんだろうけど。 手に楽譜を持ってふんふんと音を確認しているめーちゃん。この間貰った新曲だろう。まだ聞かせてもらってないからどんな曲かは知らない。でもやけに難しそうな顔してたから、めーちゃんの苦手なジャンルなのかもしれない。 耳をすませて洩れてくる音を聞き取ろうとするけど、流石に曲の雰囲気まではわからなかった。一応、耳に自信はあるんだけどなぁ。 諦めて息をつく。俺はつい最近新曲を歌ったばかりで、今はお休み。せっかく滅多にない休みなのに、めーちゃんが仕事だなんて。 本当はめーちゃんの収録はもうちょっと先で、今日だって好きな事をしていいはずだ。でもめーちゃんは歌うことに誇りを持っているから、仕事に手抜きなんて出来ない。だからギリギリまでちゃんと練習している。今回みたいに苦手な曲なら尚更。
閲覧数:1356
2010/02/05 12:26
雪道
黒い 黒い 白い 雪 私が歩く道には 沢山の足跡 誰もが通る道 まっしろな雪は踏めなくて まっくろな踏みつぶされた道を行く
閲覧数:118
2010/02/02 01:41
思い出とオルゴール2(KAITOの種/亜種注意)
がさがさと部屋中にビニール袋の音が響く。彼女は家中の“ゴミ”を袋の中に放り込んでいた。別れた彼氏との思い出の品は、彼女にとってゴミでしかなく、あるだけ辛いので捨てる。これが彼女の考え方だった。 あれもこれもと彼女がビニール袋に突っ込んでいる横、机の上で種KAITOが歌っていた。柔らかいがよく通る歌声は、作業をしている彼女の耳にも届いていた。 BGM程度に種KAITOの歌を聞いていた彼女はふと気付く。 「…その曲……」 聞き覚えのある曲だ。いや、聞き覚えとかいうレベルではない。よく、とてもよく知っている曲だ。そう思う彼女の思考を、曲が、思い出が侵食していく。
閲覧数:124
2010/01/31 02:26
思い出とオルゴール(KAITOの種/亜種注意)
陽の光が窓から差し込み部屋を暖める。暖かい空気と、それから歌がこの部屋には溢れていた。 窓際のベットに一人の老女。その直ぐ傍の椅子に、青年が座っている。 歌は青年の口から紡がれていた。柔らかく澄んだ透明な歌声。爽やかと表される声は老女の耳にとてもよく馴染んでいた。 青年は変わった髪を持っていた。薄く薄く、限りなく薄めた水色。もはや水色とは呼べない程薄いその髪は、陽の光に当たり、時折透明に煌めいた。まるで水が光を反射させたようだ。 青年が僅かに動く度煌めく髪を、老女は愛おしそうに見つめる。普通の人間とは明らかに違う髪色も老女には関係無かった。
閲覧数:121
2010/01/19 01:47
KAITOの種の小さなお茶会(亜種注意)
「第一回、種KAITOのお茶会ー」 「わーい」 「みー!!」 「…………………」 「ってなんで僕が司会なんですかねー?」
閲覧数:147
2009/12/29 00:48
KAITOの種29(亜種注意)
街中でイルミネーションが点り、豪華な料理が出てプレゼントをもらう。子供は朝起きると綺麗にラッピングされたプレゼントが置いてあり、サンタに感謝する。 十二月二十五日、クリスマスの事だ。 ……どうしよう。 気づけは二十六日、クリスマスは過ぎていた。 売れ残りのケーキが安くなっているのを見て、やっとクリスマスの事を思い出した。ここ数年クリスマスを祝うなんてしなかったし、最近忙しかったせいだ。
閲覧数:288
2009/12/26 23:58
KAITOの種28(亜種注意)
寒い日が続いている。 雪が降るとか、身を切るような寒さでは決してないのだが、それでも寒い。 年々暖かくなっているとはいえ、前後の季節に比べるとやはり寒い。 要するに、家から出たくない。 外の気温は辛うじて日中十度を越えるぐらいだ。そんな寒い所にわざわざ行きたくない。
閲覧数:132
2009/12/18 21:50
KAITOの種27(亜種注意)
真っ赤に焼けた椛。夕焼けと相俟って、世界が赤く染まっている。 自分にとっては一年ぶり、二人にとっては初めての紅葉を見に来た。 夕焼けで街が赤く変わっていくのはよく見るが、木が紅いとまた別の景色だ。どこまでも、あかい。 「……………真っ赤…ですね……」 肩に乗っているモカが呟く。
閲覧数:149
2009/11/23 00:57
KAITOの種と保護者の雑談(亜種注意)
「こんにちはーっ」 「みー!」 「今、夜十時。今晩はが正しい」 「ひ、酷い!」 「…たいした間違いじゃないから、その辺にしてやれ」
閲覧数:165
2009/10/29 00:11
KAITOの種 番外編5(亜種注意)
学校とは縛りの多いもので。修学旅行という特別な場で、自由行動なんて言っていても実際は班で固まって移動、さらには必ず行かなくてはならない場所を作る。先生が待っているから、きちんと班で行動していて全員無事だと知らせなくてはならない。 何と言うか、不便で融通の聞かない所だ。そういう所が面白く、この上ない程つまらない。 ……なんて考え方、普通の高校生じゃないな。やっぱ、ひねくれてんなー自分。 心の中で自嘲しながら道を歩く。 何度も地図を確認しているから現在地はわかっている。ただ、今は地図には乗っていない、不規則に動くモノを探していた。
閲覧数:293
2009/10/14 23:21
KAITOの種26(亜種注意)
「みーっ!」 「お帰りなさい」 二つの声と三つの視線に出迎えられ、少々驚く。玄関でモカとコウとそれからもう一人、黒ゴマKAITOが待っていた。 …やはりいつもと違う感じがする。 黒ゴマKAITO一人いるだけでこんなにも違うものだろうか。
閲覧数:167
2009/10/11 18:18
KAITOの種25(亜種注意)
満月の夜は星が少ない。月の光が星を飲み込んでしまうからだ。 ベランダで星を見上げながら三人でアイスを食べる。というか二人に食べさせる。 手摺りの上にいる二人が落ちないかと思いつつも、床だと高さ的に見にくそうなので仕方がない。なるべく大人しくしてもらおう。 「マスターっ」 先程からコウはアイスの催促ばかりだ。モカと半分ずつの予定だが、そろそろ食い過ぎな気がする。というか月を見ろ。
閲覧数:162
2009/09/22 23:47
KAITOの種 どうでもいい設定
マスター 謎。全てにおいて謎な人。 性別、年齢等において決定的な記述はなし。 マンションの三階に在住。KAITOの種を手に入れるまで一人暮らしだったようだが実際はわからない。 器用貧乏、地味な人。
閲覧数:811
2009/09/23 10:23
KAITOの種24(亜種注意)
机を隠すように覆いかぶさる靄。 水分の多い湿った靄は、近づくと手元が見えなくなるぐらい白い。 大きく息を吸い込んでゆっくり吹くと、ぶわりと舞い上がった。 霧の中から歓喜の声が聞こえる。 「みーっみー!!」
閲覧数:227
2009/08/27 02:29
走
走る 一心不乱に 嘆く 己の身の上を そして また 走る 泣く暇も笑う暇も 止まる暇も与えられない
閲覧数:88
2009/08/17 15:52
KAITOの種23(亜種注意)
毎朝家を出るときに窓を網戸にしておく。 風が入ってそれなりに涼しいからだ。 だが、今日みたいに風がない日は意味がない。 …暑い。 とっとと家に帰ってクーラーをつけよう。
閲覧数:219
2009/08/10 23:48
KAITOの種 番外編4(亜種注意)
緑茶。ジュース。チョコ。ポテチ。鶏肉。素麺。袋麺の醤油と塩。シーチキンとコンビーフとコーンの缶詰。アイス。 買い物リストを見ながら買った物を思い出す。 …よし、ない! ホッとしながらリストをしまって地面に置いていた袋を持ち上げる。 …………おっもいんですけど!!
閲覧数:528
2009/07/07 22:35
KAITOの種22(亜種注意)
笹を貰った。 そういえば、今日は七夕だった。 雲のある紅色の空を背中に、道を歩く。 歩く度に乾いた音を立てる笹を見て思う。 願い事か…。
閲覧数:960
2009/07/07 22:28
ペテン師が笑う頃に【個人解釈】
「愛されていたのは君じゃないよ」 声がする。今日も、昨日も。 いつもいつも私に語りかけてくる。 「愛されていたのは君じゃなくて、僕自身さ」 声の聞こえる方へ身体を向けてもそこには錆びた鉄の色をした空しかなく、誰もいない。
閲覧数:5198
2009/07/06 23:29
KAITOの種21(亜種注意)
玄関に入ると、大きく、コウの声が響いているのがわかった。 …五月蝿い。 美鈴を置いてすたすたとリビングへ向かう。 帰ってきた事に気がついたらしいコウが一層騒ぐ。 五月蝿いぞコウ。
閲覧数:492
2009/06/27 10:15
閲覧数:499
2009/06/17 17:43
KAITOの種20(亜種注意)
アイスとその他諸々が入った袋が重い。 歩く度に揺れ動き、手が痛くなっていく。 その横で美鈴がアイス入りのぶんぶんと袋を振り回している。 そうしていると、やはり高校生のようだ。 ぽつりと美鈴が話しかけてくる。
閲覧数:541
2009/06/11 23:18
KAITOの種19(亜種注意)
「か…可愛い……!」 何度目かの台詞。 ソファに座る彼女が言った。 視線の先の机にはモカとコウがいる。 黒ゴマイトがその横でため息をつく。
閲覧数:508
2009/06/03 00:13
いらいらいらいら
いらいらいらいら ねむいねむい いらいらいらいら 疲れたよ ごろごろごろごろ だるいだるい ごろごろごろごろ 面倒臭い あれも嫌これも嫌
2009/05/31 23:50
KAITOの種18(亜種注意)
雨が降っている。 豪雨とまではいかないが、それなりの量だ。 問題は雨よりも、風。 強い風が吹いていて雨を強くさせている。 意味の無い傘を閉じて、雨をもろに受ける。
閲覧数:411
2009/05/25 00:09
KAITOの種17(亜種注意)
窓から入ってくる風は湿り気を帯びていて、今すぐにでも雨が降りそうだ。 背中でその風を受けながらフライパンを動かして、綺麗に焼き上がったホットケーキを皿に移す。 ふむ。 我ながら中々上手く作れたと思う。 一枚のホットケーキに包丁を通す。
閲覧数:480
2009/05/31 00:49
KAITOの種 番外編3(亜種注意)
熱くて、熱くて。 頭がぼーっとする。 とにかく熱くて苦しい。 起きてるのか寝てるのかもよくわからない感覚。 周りの音も聞こえているのに、どこか遠い。
2009/05/07 23:50
空海
共に赤く染まり 共に青く染まり 手を伸ばしても届かない 君と交わることはない それでも君が色を変えれば
閲覧数:122
2009/05/05 23:27