Buck-passing
真っ暗な部屋の片隅 膝抱えてうずくまり
砂嵐ただ流れる テレビの画面を見つめている
その声は 誰の耳にも届くことなどないのに
人知れず 問わず語り繰り返して
今すぐケータイを閉じて 鏡を覗いてみろよ
その濁った目の中に映る 弱く醜い精神(こころ)を
自分自身を 救おうともせずに
他人(だれか)にすがり 甘え倒して 生き続けている
そんな人生(いのち)に どれほど価値がある?
誰でもいいと かざす拳で その身を打ちのめせ
進んでゆくべき道 それはいつも自分の手で
選ぶべきものなのに 雑音に流されて
出口のない独りよがり 無限ループを続けて
戻る場所はいつも わがままという名のぬるま湯の中
時代が悪い 社会(ヨノナカ)が悪いと
何もしないで 恨み言だけ 吐き続けている
憎む相手を 違え続けたまま
抜け出すつもりさえないのなら そのまま砕け散れ