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原発/放射能問題×ボカロの小説的な何か タイトル未定2
少女と少年の出会い ~ある駅にて~
「ち、ちょっとぉ!押さないでったら・・・!!いたたたた・・・!」
「未来(みく)!何やってんの!?早くしてよ!!」
「いたた・・・だって、みんなして我先に行こうとするんだもん・・・急いで逃げたいのも分かるんだけどさぁ・・ゲ!ひざ擦りむいた・・(;_;)」
「もう!!早く乗ってよ!!もう出ちゃうよ!?これに乗り過ごしたら自分の足で逃げないといけなくなっちゃうって!!」
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原発/放射能問題×ボカロの小説的な何か タイトル未定
プロローグ
2111年
ある国で稼動していた世界初の新エネルギー発電所、『New Energy Power Plant Type-R(NEPP T-R)』で大暴走事故が発生。“世界でただひとつのパワープラント”の事故として、世界各国から注目を浴びる。
火・水・風・地熱・太陽光、そして原子力とも別な “新たなエネルギーを使ったパワープラント”として稼動していたNEPP T-Rは、『万が一事故が起こったとしても体には影響の出ない安全なエネルギー』と国民に説明されていたが、この事故後、急に視力・聴力の低下を訴える住民が急増。パワープラントから最大距離で90km離れた地域でも影響が出る住民が現れた。さらにNEPP T-Rから半径20kmに住む住民の中には、完全に視聴力すべて失う者まで現れた為、政府は急遽、【NEPP T-Rから半径120km圏内住民の避難命令】を発動した。
こうして“見えない恐怖”に怯える住民たち。