最近の投稿作品 (44)
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【歌詞】木通を嗤ふ /v flowerと初音ミク
逃した魚の丈、嘆いてみれば
揺れる水面を覗き込んていた
流る木葉見て何を想うさあね
御塩は少々と粗目はわんさと
一晩、漬け置いて染み込ませ
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【歌詞】矮星を纏ふ / 初音ミクとv flower
ご覧この目の前の細道が刻下二つに分かれているの
そのいずれを選んだなら もう元に戻れやしないな
試すでもなく無難を寄せ合う日々 代わり映えない
次の身体へ変わるたび、無垢な想いが零れてゆくの
教えてよ、未来って奴はどんな顔をしているのかを
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【歌詞】賽の賭け目/v flower
今宵も雨降りぐずづき模様也
泡吹いてにたにたりって
此世は駆け引き情けは無用也
からまって、くるくるり
丁か半か口から葉っぱか
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【歌詞】饐える葡萄 /初音ミク
「 フゴウ 」 と 「 フキョウワ 」
渇いた柑橘、搾り尽くした骨惜しみ
訓戒薙いで捨てた裏道廻道迷い道と
「むなしさ」は寒さか惧れの所為か
届かない触れられない果実睨んでいた
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【歌詞】仏手柑の寐 /初音ミク
仏手柑の寐
吐息も色づく凛冽たる日々、凍えた
情緒を鈍らせていて 咫尺(しせき)、季節も
待ってはくれぬと 雀鷹(つみ)が袂で嘯く
仰げば暗澹な空吸い込めば肺を潰す
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【歌詞】蹌踉めく柘榴 /v flower
蹌踉めく柘榴
熱はいらない冷えたままでいい精神も身体も
都塵の渦に、呑まれ揉まれ消えてゆく訳なく
積もりゆく草案を 火鉢の余燼に投げつけた
後悔や未練なんかが殊更に臭った煩く纏った