タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(64)
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低気圧はすみやかにさらば!
はじまりの日は快晴
頼りすぎた強め鎮痛剤
置いて行こう
橋のたもと 春と待ち合わせ
微熱帯びた風が肩を叩いた
雨上がり待ちに待ったオープニング
光も届かないような雲の隙間で
引きこもって凍えてた冬を超えて
希望と同じ色した菜の花を抱く...◎ Opening*Spring
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袖口が汚れてる それもかまわず
ポケットに押し込んだ 最後の手紙
声に出して読むよ 失くさないように
ひとつひとつ 取りこぼさないように
中身のない日常 過去だけが輝いて
思い出せる君の髪は いまも短いままだ
狭い部屋に閉じ込めてた もつれる足で
一瞬にさえも満たない 速度で走れたらな
いくら距離が...◎ 一瞬にも満たない
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明日の服を選ぶみたいに
決められたならいいんだけど
眠れないままの頭の中
最適解 考えた
シーソーみたい 傾くふたり
きみの駅まであといくつ?
見慣れた窓から風船高く
上がってくの眺めてた
サテライトが回る
きみのそばを回る...◆ プラネット・サテライト
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懐かしいなって考えてた
すぐそこ 春がきてた
こんな感じって思い出した
ほっとする そのキャラクター
雪解け またいちから
お知らせ 回すサーキュラー
嬉しくって はなうた
たまにふり返って生きていかなきゃ
違う道だってそうゆうのもいい感じだ
君のおかしなはなし聞くの久しぶり...◎ おかしなはなし
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傘の花咲く路地 夢みた夢みがち
水たまりを避けて あなたに逢いにゆく
小さな爪の先で はじいた恥じらいは
くもの隙間消えて まよわず前を向く
セピア色した苦いキャンディーが 胸を詰まらせた
噛み砕いたらもう過去 今がいま きらっと
輝いてひとつ そしてふたつ
寄り添ってsinging
こんなことって...◎ フィーリング
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いつも通りの今朝 ソルトの裏
戸棚の奥で眠る夢
瓶詰めの過去がひとつ
これはまさに恋だ!
叶わないことばかりで
諦めたドラマティック
すっぱくて胸をせまくする
知ってしまった現実
背伸びしたあの靴
今はいらない...◎ シトラス
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どこだって同じだと だれかは言ったけど
こんなふうに離れたら 変わるもんなんだな
まっくろなかたまりが 手のひら引っ掻いて
やけに生ぬるい炭酸を飲み干す
右に倣えの毎日 どうかしてる
またソファで眠る深夜 すぐに朝だ
雨が降る ジンジャーリリー 僕は笑えてる?
いつまでも夢に見る あの日あの街を
気...◎ ジンジャーとリリー
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なつかしい風が吹いてる
何度でもきみと出逢う
"まあだだよ" 街角の月
どれくらい声は届いてる?
あれほど遠かった朝がすぐそこ
怖くないと言えばウソで
まつげ伏せて唱えた
羅針盤はきみの歌
予感がしていた
どこまでもふたりなら行けるって...◎ ミライ・イノセンス
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ベランダに続く窓を
開け放つきみの影 もう夕暮れ
オレンジはゆるく淡く
歩くよな速度で 飲まれる街
眠い目をこすりながら
ここに来て 呟いた ソファにそばに
白い灯がともりだせば
ふたりだけ ここだけおいてけぼり
薄いカーテン はためいた隙に
指をつなげば にわか時は止まる...◎ 夜になる
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きっと僕たちは遠い遠い日々 明日を探して
あまく暖かい声のしたほうへ歩いてゆくよ
「おかえり」ってさ やさしく笑ってくれた
毎日は陽だまりに似てた
「ただいま」ってさ いつから言わなくなったの
あの町離れて どこまで行こうと思っていたんだろう
戸棚にならぶメモリー
儚いままここにあって 夜を越えてく...● days for
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さっきまで見ていた
夢の続きも泡になる朝だ
とっくにもう効かない
カフェインにため息
シンクへと流れてく
きっとまたこうして
ぼやぼやしてる間にも君は
とっくに遠く遠く 離れて離れて
いつかは見えなくなる
やだ だめだ...● ショートスリープ
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開く窓からは 洪水のアクアリウム
揺れる水面に なみだは溶けてゆく
ぽたりぽたり
黄金色は輝く お月さま
ゆらゆらとたゆたう
冷えきってた ボクのつまさき
持て余しているうちに そっと
眠れぬ夜は来て 足元をすくう
昔々のあのおはなし
最後が思い出せないなぁ...● 真夜中と空想 -Midnight tales-
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手のひらにのる幸福
床に落下した
合い鍵 結んだ赤い紐
この部屋に残るのは
軽い缶ひとつ
中にも ドロップひとつだけ
覗きこんでみるけど
きみの好きだった色はなくて
手の温度も 一緒の明日も消えて
耳の奥に いつまでも焼きつく...◎ ポラロイドロップ
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七色のはなびら降りそそぐ
いつまでも見上げてた
木漏れ日が影模様つくる
織りなした光と影 踏みしめた
遠い日に そっと開いた
白と黒の神話
描ききれぬほどの色を抱いて
太い幹が貫く 胸の奥で生きづく
それが瑞々しく染まればいいな
巡りめぐる命が あるなら それならば...● イグドラ
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もっと近く近く 遠く遠く 届く届く
七色使って 描いていく
手をつなご この距離で
「近くにいることが 一番だいじなの」
…あの子は言うけれど そうは思えない
二駅だけど それでももどかしい
肩のぬくもり 手渡し こころごと
「遠くにいるからこそ だいじに感じるの」
…あの子は言うけれど ちょっとわ...◎ キョリカンレンアイ
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そこは歯車の隙間 ぬき足さし足
塗り立て注意の空に 貼りつけた月
じぐざぐの路地裏には 人ひとり影もなく
いつの間に静寂の海 ざぶり 一息
両目開けて そっと
つま先はたゆたう ふわふわ浮かぶ
夜中を横切って あなたに逢える
通り過ぎる魚の群れ 夢見駅で待ち合わせ
波間ではあの涙も ただの塵になれる...◎ 夢見駅にて
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日常に埋もれた
コンビニ帰りの路上
風ひとつ吹かない
退屈にも慣れっこだ
種も仕掛けもない
純粋なよろこびは
ポケットの中に
いつのまにか忘れてた
六畳一間+小さな窓
僕のすべてだ...◎ 風待ちハローワールド
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ささいなサイン 路地裏ダンジョン
無垢な瞳 あのまま生きてる
背は伸びたけれど まだ赤いラインは遠く
悔しいな、なんて 青空仰いだ
はじまりは偶然で 手を取り合う必然
「僕らなら」 そうやって何度だって輪になろう
傷を負って後悔もして もっとやさしくなって
そしていつか 誰もがおとなになる
石畳を叩...◎ Lighthome Call
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駅のホームに陽が落ちたら サヨナラ
雫 きらめいて綺麗だった
ふたり乗り ふたりきり
風になれ 坂道
あれも これも 過去になる
改札を抜けて お馴染みのベンチで
ぼくら以外は そのままで
また逢おう そのために手をふるから
落ちてしまった涙 拭えない
それじゃね 「ひとりで平気だから」...◎ 夕焼けグッドバイ
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いつでも どこでも
何度も ―それでも、
デジタルの海 泳いでゆく
地上は苦しい
手探りで リンク探す
閉ざされたドア 溶かしてゆく
声のノック
拙くても伝えて となりどうし
さっきまで 凍えてた
指先 つないでshift...◎ いつでも どこでも
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ずっと来なければいい そんな日が来た
最後まできみに とどかない
もっと早く出逢えていたら 近くにいけたかな
行き場ない後悔が 胸をしめつける
おねがい、遮断機ずっと上がらないでいて
夢みたく滲む ゆうやけグラデーション
何度も夢ならいいと願った さよなら
夢でならちゃんと まっすぐ言えた
だいす...◎ ゆうやけグラデーション
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harmonic girl 音符は手と手つないで
harmonic girl かわるがわる光るわ
鼓動は あっという間にまだ高まる
走るテンポで 跳ねるリズム
あなたと いつのまにかまた逢いたい
むねの真ん中 結ぶリボン
harmonic girl ウインクすればtwinkle
harmonic g...◎ harmonic girl
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群青のなみだ 橙がにじむ
どこかで いつか見たように見えた
「もういいかい?」 “まあだだよ”って応え続けた
まだ 部屋の隅に夢は 転がしたまま
不思議な魔法ばかり溢れていた あの頃
僕等は どこへだって行けた
17時のサイレン いまは聞こえない
考えていたよりも 世界はたぶん、狭い
なのに 前より...◎ スカイ・シグナル
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雨あがり晴れた 白いノイズ
その胸の 深いかさぶたも乾いたころ
開いた窓から見送る ひとり何処でも行ける
旅立ちなのに 泣いたりもして 手を振って
誕生日、身長、性格
きみとぼくの足し算 引き算
やさしさ、涙 かさねたのに
いつからかマイナスになって
きみのイメージは散らばって
ランダムにぼくを攻め...◎ honey,Good-bye honey
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夜空に開いたのは
神様のファインダー
そこから覗く月
この頬を照らした
落ちる影ひとつ
だけど面影いまも
憶えているの
さよなら永遠 届かない言葉
噛み砕くと苦く
雨傘翳せど よみがえる記憶...◎ 神様のファインダー
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さらした素足の白
月の光に 似ていて綺麗
夜風に ながれてゆく
吐息はトリガー
ため息 零れるブルー
毒吐きのきみはしずか
缶コーヒー 飲み干す
その色に 溶かしてきた
哀しみも 知られず
ぼくらはお互いに きづいている...◆ トリガートリック・エンジェル
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目を閉じて カウント
3回 尾が跳ねたら
孤独さえ 今夜だけ
自由になって 海を舞う
光になる
息潜め 静粛に!
イルカの うた届いた
いのちさえ 一度きり
出逢いも 一度だけなら
だきしめた 夜の深さごと...◆ クラムボンは朝焼けの夢をみる
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視界ではじける世界
ユビサキほら絡めて
その手が撫でてくライン
交差する スキキライ
泡粒ひとつとったって
爽やかシャンプー、スパゲティ
耳元 もてあました
恋の香り、くらくら
昨日来たメールが
きみ行きの限定パス...◆ シャンプーとスパゲティ
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いつも多めのシュガー 今日は少しでいいかな
駆け込んだベルの音 窓越し伝う通り雨
柔らかくなったページを
2本の指でめくれば
机上のダンジョン 探索きょろきょろ
視界開けて ストーリーの世界
なぞった言葉は いつだって優しい
本の隙間に あまやどかり
まばたきひとつで はじまる瞬き
飛び込むの...◎ あまやどかりダンジョン
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響いた秒針の円が
帰らない月日 描いた
かたちのない その鼓動が
そっと ユメになる
足掻いても 叶わない
ものばかりの世界
知ってるけど それでもまだ
前を向いて 生きていたいの
羽ばたいて、いま この空になる
二度とない 風に乗ってゆく...◎ ユメドリ