イチオシ作品
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哲学少女、夏。
祭囃子 畔の小道 あなたを待ちわびて、どれくらい?
書を一冊、両手に抱き 心を逸らせているのです
こんなに胸が高鳴るのなら ソクラテスもパイドロスも お呼びじゃないわ
花火のように爆ぜる心 放縦と高慢の徒に
舞い散るように乱れるまま 悪馬を走らせてみるのもいいんじゃない
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innisfree
失くさないでいて その思い出 忘れないで
時を重ねて 変わったって 失くさないで
できれば ずっと抱きしめていたかった
壊してしまうくらいまで
それでも 互いの意志ぶつけあって
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似て異、繰りて異。
忙しき現代だから止まってなんかいられない
四の五の抜かしても明日はやってくる
いろんな誘惑に現を抜かした純情
忘れたい事ばかり心を染めてゆく
だけどもっともっと愛していたい
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best wishes
これから僕は乗り越えて行くから あなたはここにいて
そう思う
そう願う
こころから そう願うから 行かせて
あなたの顔も声もそのすべてを 僕は忘れるから
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優しい記憶
手を繋ぎ 共に歩いた時は 嬉しくて笑いあった
大きな背中で揺られた時は 何も恐れずにいられた
思い出は儚くて いつまでも綺麗で
あの空と同じように どこまでも澄んでた
暑い夏の夜に眠れぬ時は 団扇で扇いでくれた
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清流
万緑叢中 光が一条
今も滔と流れる
あたかも諸処に歪む三稜鏡
よろしく乱反射して消える
きらりきらり 水面は揺蕩い
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Under the rose
雲が月を蔽い隠す様に 誰にも言えないよ ずっと
この背中に伸し掛かる野茨が心を蝕んでいくの
揺れる、揺れる 瞳の奥に 隠し切れない恋
揺れる、揺れる心の内に抑えられないから
理性という枷に囚われていても 制御不能な劣情を識る