honorary_chairman

最初はこんないい加減な人
関係なんてないと思っていた
それなのに
奔放なあなたのペース心地よくて
ぐいぐいと引っ張られて
惹かれていく
悲しみもあなたとなら
少し頼りないけれど
多少不満もあるけれど
大丈夫...

まるできみのいうことがぼくにはさっぱりで理解できないよ
道を極め走り叫び嘆きもうなんだか理解できないよ
得体の知れない孤独で寂しげな
手のひら見つめていつでもスタンバって
知りたい
わかりたいよ
いつだって
いつだって入り口は開いてる
そして知りあうことはできるけれど
けれど知りあうことはできるけど...

なにもない砂漠
歩いていたはずが
いつかたくさんの
想い集いはじめて
ああ　月を
ああ　歩く
なんだか　ここには
ひとが多すぎる
ひとが多すぎて
気持ちが悪い...

憧れや思いの丈比べたとして
なれないさ
その誰かは
進んでしまう
今は夢を見ていて繭の中で
静かな胸
熱をもたないで
眠りにつく
今はまだただひたすら静かな内に
秘めたものたどり着けず...

雨が降れば
消える視界
揺れる気持ち
振れる針が
足掻く時が
戻るように
触れた気持ち
暮れる街が
氷が溶けはじめて
一緒になりはじめて...

あの日みた魔法の葉っぱとか
いつかみた鮮やかなキノコ
みんなみんなしあわせになるの
ケミカルで心が躍り出す
人はつらいこともあるけれど
まだまだ捨てたものじゃないから
魔法が使えたあの頃
よろよろ
妖精さんの囁きに
魔法使いの幻惑が心地よく...

暮れた街並みは遠く
眠りの時間は近く
何かの声夢の中で
ささやいているみたいに
僅かに聞こえる
夜の風息をひとつ
溶け込んで
きみのなか
しずかに今入り込む
心の中...

きみの声を聞きたくて
深く深くまで落ちてゆく
身を委ねながら狭間まで
浅い夢の中小さな飛沫が
落ちて消えてゆく寂しさに
☆
ささやいて
きみの声を聞きたくて
ここから今飛び込めば
きみの夢をみていたい...