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気の向くままに 無為に過ぎた
雑踏のような一秒の連続が
暇ではなかった でも面白くもなかった
感じてないわけじゃなかったんだ
「独りぼっち」だって事を
悩みもしない夢なんて
息詰まらない現実なんて
生きてゆく価値も 見いだせなくて
誰とも寄り添えなくて
一人 孤独を抱いて...真(仮題)
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不透明な 音が響く
鐘のような 陶器のような 砂のような
いつか見た 麦畑は
金色の孔雀が群れ成す
厳かな英雄の葬列
過ぎし日の憂いは
来たりし朝日の散文となりて
忘れ路の道標
ついぞ消えゆく
微かなる吐息に...響く(仮題)
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涙一粒 零れ落ちると
少し心 軽くなった気がする
僕の弱さ
隠す
つもりはないから
また一粒
頬伝う涙
隠す
つもりはないから
優しさに甘えて...ひとりごと(仮題)