イチオシ作品
本作品の元になったものは、これの4倍くらいのボリュームがあるシナリオ版だったりします。その最後の部分を抽出して小説風に書き変えました。
本来の時代設定は少し昔のことにしていました。その影響で、時代を現在として逆算すると世代的にちょっと苦しいことになります。絶対に有り得ないことでもなさそうなので、目をつぶって下さい。
金髪でひげを生やした老人顔のカイトというのは想像しにくいかもしれないですね。
KAITOはKite(カイト)に脳内変換し、その上でKiteには凧や鳶という意味がありますので、そこから名前を付けました。ビートルズのサージェント・ペパーにMr.Kiteが出てきます。あれは苗字だから違うなあと思いつつ、欧米では苗字を名前にしてしまうケースがありそうなので。
アーサー・C・クラーク ――> クラーク・ケント
Sir Arthur Charles Clarke --> Clark Kent (最後のeが違う?)
「その認識間違ってるよ」という場合はご教示下さい。
ファーストネームがKiteという人が普通にいるのかもしれないですね。
レンとリンは淡い関係(それ以前かも)の小六同級生という設定です。
メイコは一作目に続いて、学校の先生にしました。私の中では割とそういうイメージがあったりします。一作目が老け役で申し訳なかったので、今回は若いままです(死んじゃってますけど)。
舞台の殆どが車の中のため会話主体(元がシナリオのせいもあります)で、全体に稚拙なのは作者の力量の反映です。特にⅢ章は話の時点がころころ変わるので分かりにくくなっています。メイコ先生の長セリフは困りましたが、どうしようもなくてそのままにしています。
ネズミと馬は子午線(しごせん)の象徴にしています。
二分は、地球から見て太陽がその直径分だけ移動するおおよその時間です。太陽の西側の端が子午線にかかってから東側の端が抜けるまでの時間になります。
時刻が十二時ではなく十二時二〇分なのは、ロケーションを作者の地元に想定しているためです。
出来はともかく、シナリオ版の頃から少しずつ作り込んできたたかなり思い入れのある作品です。
感想など頂けたら、泣いて喜びます。
本来の時代設定は少し昔のことにしていました。その影響で、時代を現在として逆算すると世代的にちょっと苦しいことになります。絶対に有り得ないことでもなさそうなので、目をつぶって下さい。
金髪でひげを生やした老人顔のカイトというのは想像しにくいかもしれないですね。
KAITOはKite(カイト)に脳内変換し、その上でKiteには凧や鳶という意味がありますので、そこから名前を付けました。ビートルズのサージェント・ペパーにMr.Kiteが出てきます。あれは苗字だから違うなあと思いつつ、欧米では苗字を名前にしてしまうケースがありそうなので。
アーサー・C・クラーク ――> クラーク・ケント
Sir Arthur Charles Clarke --> Clark Kent (最後のeが違う?)
「その認識間違ってるよ」という場合はご教示下さい。
ファーストネームがKiteという人が普通にいるのかもしれないですね。
レンとリンは淡い関係(それ以前かも)の小六同級生という設定です。
メイコは一作目に続いて、学校の先生にしました。私の中では割とそういうイメージがあったりします。一作目が老け役で申し訳なかったので、今回は若いままです(死んじゃってますけど)。
舞台の殆どが車の中のため会話主体(元がシナリオのせいもあります)で、全体に稚拙なのは作者の力量の反映です。特にⅢ章は話の時点がころころ変わるので分かりにくくなっています。メイコ先生の長セリフは困りましたが、どうしようもなくてそのままにしています。
ネズミと馬は子午線(しごせん)の象徴にしています。
二分は、地球から見て太陽がその直径分だけ移動するおおよその時間です。太陽の西側の端が子午線にかかってから東側の端が抜けるまでの時間になります。
時刻が十二時ではなく十二時二〇分なのは、ロケーションを作者の地元に想定しているためです。
出来はともかく、シナリオ版の頃から少しずつ作り込んできたたかなり思い入れのある作品です。
感想など頂けたら、泣いて喜びます。
もっとみる
投稿日時 : 2008/11/02 21:16
最近の投稿作品 (4)
-
冬至のパレード (3) 了
僕の方ももっと驚いていた。
「そんな。まさか」
僕は助手席の背もたれを乗り越えて後部座席に移った。
「ね。リンちゃん。もしかして、君。……死んだの?」
「えっ? 死んだって、私が?」
-
冬至のパレード (2)
Ⅲ.
また微かな音が聞こえたような気がした。それと同時に車内の気温が急に上がり、僕は思わず上着を脱いだ。
「ちょっと暑くてごめんね」
後ろから声を掛けられた。振り向くと、水色のワンピースを着た女の人がニコニコ笑って座っていた。
-
冬至のパレード (1)
0―ⅰ.
十二月二十二日。彼は厚い雨雲の上にいる。彼の目には青空に投影された経線と緯線が映っている。冬至の太陽の縁がまもなく子午線に懸かろうとしている。彼は下を向き、雨雲の中を急降下する。
郊外の二車線道路を小型乗用車が走っている。車は路肩に止まり、運転席から男が出てくる。男は小降りの中、傘を差さずに道を渡る。
急に雨が強くなる。
-
世界は幸せ色で
久しぶりの夕焼けに
僕はあの日を思い出したよ
レンガ塀の上に座って
僕は君を待っていた
空は黄色く 花壇の花は赤く