タグ:悪ノ娘
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「頭が高い、跪きなさい!!この愚民!!」
「王女様!!」
「今の私は王女…では無い、女王なのです!!…これ以上、そやつの顔を見続けるのは不快ね…台にかけてしまいなさい!!」
「………承知いたしました。」
「女王様!!ど、どうか御慈悲を」
「問答無用。早々に送りなさい。」
「女王様………!!」
いきな...数多の悲劇、一つの奇跡~とある観測者のタイザイ記第一幕ノ弐~
あまねこ
第一の悲劇、その幕開け
今ではむかし。
そのまたさらに、むかしむかしのあるところに。
とても平和であった国がありました。
その名前は『イエロヴェラ』。
その国では、王様と国民がとても近く、
王様は国民を信頼し。
国民も、王様をとても信頼していました。
どれだけ近いのかと言うと…
現実では、海外や世界...数多の悲劇、一つの奇跡~とある観測者のタイザイ記第一幕ノ壱~
あまねこ
2014.04.07
作詞:kagaminn
どうして君はいつも僕に微笑みかけてくれるの
いつだってそう 君は僕にどんなに辛いことがあっても
優しく笑いかけてくれたね
僕が知ったときには もう遅かった
そんな君は もう僕の目の前にはいない
一緒に森の中で 満天の星空を見たことや
その寒空の下で 君が...もう一度だけ会えたら
kagaminn
昔々あるところに、ルシフェニアという王国がありました。
その王国には齢14の王女様と王子様がいました。
彼女たちの両親はグーラ病という病で死んでしまったため、大臣達の支えのもと、国を治めていました。
そして今回のお話は、双子の平和で、のどかで、グダグダで、いろんな意味でありえないお話です。
──心の...【悪ノ娘】双子と平和な国での恋仲戦争【二次創作】
雪りんご*イン率低下
Len side.
~♪
~♪
スタジオの中に広がるハーモニー。
この重なりを聴いている時間が俺は一番好きだ。
家でも歌うことはあるのだが、やはりスタジオの方がよく響く。
~♪ ~♪"
~♪ ~♪
「リン、ここのフレーズまた音外したぞ」
「だ、だって難しいんだもん…」...悪ノ娘と召使 Len side. 後編 【最終回】
june
Rin side.
ピピピピピ……
けたたましい目覚まし時計のアラーム音が鳴り響く。
「ん~…」
意識もはっきりしないまま目覚まし時計を止め、むっくり起き上がる。
レンがもう先に起きているのか、カーテンはきっちりと両端に止められている。
窓から差し込む眩しい光で少しばかり目が覚めた。
あたしは二段ベ...悪ノ娘と召使 Rin side. 後編
june
Rin side.
広場から人が引いていく。
血だらけになった断頭台を前に一人の少年…、いや、少女が座り込んでいる。
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ。たった今処刑されたことになっている人物だ。
しかし、残酷にも彼女の目の前で生涯の幕を下ろしたのは…。
彼女の一番大切な存在であり、弟のアレン=...悪ノ娘と召使 Rin side. 前篇
june
私の名はカイル=マーロン。
通称“青ノ国”の王だ。
近々“黄ノ国”ことルシフェニアの王女、リリアンヌとの結婚を控えている。
しかし、私は恋をしてしまった。
ミカエラという、緑の髪の娘に───────………
【小説「悪ノ娘」完結祝い】青ノ王と狂おしい娘たち【小説に土下座しろ】
「やぁ、ミカエラ」
「カ...【小説「悪ノ娘」完結祝い】青ノ王と狂おしい娘たち【小説に土下座しろ】
雪りんご*イン率低下
「オーホッホッホッホ。さぁ、跪きなさい!」
私は我侭を言い放題だった。『悪ノ娘』と云われるほどに。
嗚呼、私の周りは敵ばかりだった。
それでも、君は傍にいてくれた。ずっと───一……
【悪ノ娘】ブラコン王女様と忠実な召使【原曲者に謝れ】
私と彼の出会い。
「王女様、新しい召使をお連れしました」
大臣...【悪ノ娘】ブラコン王女様と忠実な召使【原曲者に謝れ】
雪りんご*イン率低下
例え、世界の全てが。
君の敵になったとしても僕は君の味方だよ。
だから…… そばで笑っていてね。
≪悪ノ娘 Ⅱ【自己解釈】≫
「おい。お前剣の腕が鈍ったな?
どうしたんだ?」
アレンと剣術の修行しているもうひとりの方の人間が言ってきた。
姉御肌の女性で、アレンの義姉弟である。
彼女の名...悪ノ娘 Ⅱ【自己解釈】
aurora
十四年前。
ひと組の双子がルシフェニア王国の王家に生まれた。
その国は神が絶対的な権力を持っていて、その次に神職者、そして国王が『神の助言を聞く』形で政治を運営していく。
そして、その神職者、神父は高らかに言った。
「この双子を、引き離せ。
そして娘の方を王とするのだ」
と。
そして、現...悪ノ娘 Ⅰ【自己解釈】
aurora
「ちょっとそこの召使さん?」
「はい、なんでしょう?」
「貴方は、どんな味がするのかしら?」
「いや、食べたことがないのでわかりません。てか僕のどこを食うつもりですか」
「…………右腕?」
「何故??」
「アレンを食べちゃダメええぇぇぇええええ!!!」
「ぐえぇっ!?」
「さすがリリアンヌ。アレンの...悪食娘コンチータ×悪ノ娘×悪ノ召使
芙蓉
~エンディング~ 白の娘
「生きていてごめんなさい。」
いつのまにか口癖になっていた。
弱音ばかり吐いて、つまらない人生の日々を送っていた。
街の人たちはみんな緑色の髪。
私だけ仲間はずれの白い髪。
いつしか私は森の奥で暮らしていた。
森の奥の千年樹にいつも一人で願いをかけた。
孤独で行き続け...悪ノ・ストーリー 第七幕
あき
~第六幕~ 裏切りの使者
俺は紫の国から来た者。
この黄色の国を滅ぼすためにやってきた。
よし、この国の王女を「悪の娘」に仕立て上げよう。
絢爛豪華な貢物。
俺は王女に甘い誘惑をささやく。
「貴女は王女なのだから。我慢しなくていい。」と。
「お金が足りないなら奪いなさい。」
「反逆者には...悪ノ・ストーリー 第六幕
あき
~第五幕~ 悪の娘
期待の中産まれた私たち。
祝福するのは教会の鐘。
大人たちの勝手な都合で、二つに裂けた二人の未来。
五歳の時に私は王女に、弟は殺された。
五歳からの私は、まるで今までのような性格が嘘だったかのように変わっていた。
お金が足りないなら奪い取る。
反逆者には罰とし...悪ノ・ストーリー 第五幕
あき
~第四幕~ 復讐の娘
ここは、悪逆非道と呼ばれる国の小さな村の酒屋。
「またなの!ルカ!」
こういうのは、この国の中で珍しい赤い髪をした私。
ルカは別の国から来たので、ピンク色の髪だ。
「そうみたい。最近また物の値段が上がってきちゃって・・・。あぁ、またこの国の人がさからって殺されたみたいよ。」
...悪ノ・ストーリー 第四幕
あき
~第三幕~ 青の王子
青の国には昔からこう言い伝えがあった。
『悪の娘が現れた時、どこかの国が滅びるだろう。
その後、赤の鎧の女剣士が現れ民を導き、
共に、青の国の王子も共に戦い、世界を平和に導くだろう。』
この時はまだ僕が小さなころだったからこんな言い伝えなど信じていなかった。
それは、...悪ノ・ストーリー 第三幕
あき
~第二幕~ 緑の娘
「私が生まれて、もうすぐ十六年・・・。もうすぐ私は・・・。
いいえ!望まれて生まれたこの命。
この世を平和にするためなのだからそんなことは思ってはいけないわ。」
これは私が昔からずっと思っていることだった。
私はこの街に戻ってきた。
あることをするために。
...悪ノ・ストーリー 第二幕
あき
悪のストーリ
この物語は、昔々のお話です
あるところに、
悪逆非道の王国と呼ばれる黄色の国がありました。
その国の頂点に君臨していたのは、
十四歳の「リン」という名の王女様。
王女様は人々からは嫌われていましたが、
一人だけ、仲のよい召使がいました
...悪ノ・ストーリー 第一幕
あき
とある悪逆非道の国のお話。
国で一番偉い王女様は、今日もこういいました。
「さぁ、」
「ひざまづきなさい!!」
「やめろ!!俺は何もやってないだろう!?」
ある男がリリアンヌに向かい、叫ぶ。
「うるさい!童にたてつくからじゃ!早くその者の首を跳ねよ!!」
「俺には家族が・・・!おい、王女!」
必死に...(non title)
*ちるらむ*
校舎から外に出て開口一番、グミはミクとハクに文句を付ける。
「何で二人揃ってあんなに騒ぐかなー……」
自主的に残っていたのはまだ良いとして、ミクとハクの熱い語り合いは廊下にまで響いていたらしい。あの後、学校内の見回りをしていた担任教師がやって来て
「下校時刻はとっくに過ぎているぞ! さっさと帰れ...むかしむかしの物語 外伝その4 幸せのかたち 後編
matatab1
緑の国王都から東に存在する広大な森は、一際目立つ巨木の名にあやかって千年樹の森と呼ばれている。
森の中にある村には緑の国で最も歴史が古く、また、緑の国の王族が代々通う事でも有名な学校があった。
「え! それ本当!?」
目の前に座る友人の大声のせいで教室に残っていた生徒の注目を集める事になってし...むかしむかしの物語 外伝その4 幸せのかたち 前編
matatab1
それからというもの、ハクとミクは頻繁に会うようになった。毎日二人で山菜を取りに行った。放棄された畑を見つけ、二人で耕した。そうしてできた小さな畑で、いろいろな野菜を育てた。数日に一度は、二人で畑に行き丁寧に手入れをした。それはみんなハクにとって初めてのことだった。
ある夏の日、ハクはいつものよう...悪の王国⑤
やくると
昔々あるところに
とても我が儘な王女さまがいました
王女さまはお金をいっぱい使って
遊んでばかりいました
そして逆らう人達を
次々と殺してしまいました
あまりの酷さに王女さまは
「悪ノ娘」
と呼ばれるようになりました
人々はお金も食べ物もなくなり...悪ノ娘:悪ノ召使
梨紗
終章 悪ノ卒業
緑の国との友好条約から四年後、ジンとアレンが十四歳になった年の革命記念日。
かつて国を救う技術が開発され、王宮裏に隠された研究施設。機材は全て破棄されて、その代わりいくつか寛ぐための家具がある。そして広い空間の中心には一つの肖像画が鎮座している。顔の良く似た、双子の兄妹のものだ...悪ノ父親(終章
星蛇
第八章 夢現
馴染みのある子供部屋のベッドの上で、アレンは意識を取り戻した。もう夜なのか部屋の中は薄暗く、夢の中で会った『天使』の記憶は現実を認識する分だけ壊れていくようだった。
アレンとよく似た、いやもっと言えば父とよく似た容姿をした年齢はアレンより三つか四つ年上の、可愛らしい少女。彼女は背...悪ノ父親(8
星蛇
アレンが退出した直後、イルの部屋にて。
「伯父さん、酷いぞ! アレンは本当に伯父さんの目を治したくて」
喚き始めたジンの口を再び塞ぐ。正直イルも息子とほとんど同意見なのだが、言われるまでもなくレンは心底後悔している。傍目には分からないかもしれないが、恐慌状態と言ってもいいくらいだ。
「ジン、いい...悪ノ父親(7-3
星蛇
父はアレンに優しくなった。理由は考えるまでも無くて、陛下がそう父に言ったからだ。
嬉しいか嬉しくないかと問われれば、もちろん嬉しい。朝の挨拶でほんの少しだけどこっちを見て笑ってくれた時もだが、夕食後部屋を訪ねて来てくれて分からない事があれば教えてくれると言われて、実際質問に答えてくれた時は、目眩...悪ノ父親(7-2
星蛇
第七章 留学
少し時間は遡る。アレンが九歳の時、イルの部屋にて。
「よう、レン」
近年はそこまで珍しい事でも無くなったのだが、本日は有能宰相の休日だった。イルとレンの休日はほぼ重なる事が無いので、更にアズリの休みとも違う日は大抵この義兄はイルの仕事を手伝ってくれている。
十年くらい前のいつか...悪ノ父親(7-1
星蛇
窓から夕焼けが差し込み始めた頃。
「たったこれだけで済む事を、なんでお前らは自分達だけで出来ねえんだよ?」
泣き疲れて眠る金髪の少年の身体を愛おしいげに撫でつつ、ブランデーを煽るレンにこう言わずにはいられなかった。
「僕らにとっては、『これだけ』じゃないんだよ」
不貞腐れるように嘆息される。
...悪ノ父親(6-3
星蛇