玩具屋カイくんの販売日誌(180) はっちゅーねの謎を解け!(レイムさんのオカルト理論?・その2) > ブクマでつながった作品

玩具屋カイくんの販売日誌(180) はっちゅーねの謎を解け!(レイムさんのオカルト理論?・その2)

ヘルシー&美容雑貨のお店、「アディエマス」。

ふらりと遊びに来た2人組、ぱみゅちゃんとレイムさん。
お店に仕事で来ていたルカさんと、たこるかちゃんと、話に花が咲いている。

4人が今、見つめているのは、売り場の棚の上にマスコットとして置かれている、はっちゅーね人形だ。
人の問いかけに答えたり、なんだか不思議な反応をする人形だと、巷でちょっと話題になっている。

「本当に、この人形に“心”があるのかしら?」
ルカさんは、棚を見上げて言った。

オカルト大好き少女のレイムさんは、胸の前で腕を組んで言う。
「ええ、想像できることがあるんです」

みんなは彼女の顔を見つめた。


●あまりにもタイミングが…

レイムさんは、はっちゅーねを見ながら続けた。
「でも、いろいろ説明をする前に、ちょっとまとめてみましょう」
彼女は目を大きく見開いた。

「まず一つ。この人形が不思議なのは、心があるみたいに答えることですね」

聞いていた3人は、うんうん、とうなずいた。

「もともと、内蔵されたマイクロコンピュータで、話しかけると適当に反応する仕組みはあるけれど…」
レイムさんは指を1本立てた。
「あまりにも、答え方とタイミングが、絶妙です」

「そうだね。それは言えるよ」

ぱみゅちゃんが、腕を組んでうなずいた。


●スマートフォンみたいじゃない?

レイムさんは続けた。
「もう1つは、たとえば…この“はっちゅーね人形”が別の場所に、2つあるとします。すると…」

話をさえぎるように、ルカさんが言った。
「そうすると、それを持っている人同士の声が、それぞれの相手の人形から聞こえるんでしょ」
「そうです」
話を取られたレイムさんは、ちょっと口を尖らせながらも、大きくうなずいた。

「ふええ、ホントにそんなに妙な人形なの?」
ぱみゅちゃんは、棚の上を見上げてつぶやいた。

「それって、なんだか、人形のカタチのスマートフォン、みたいじゃない?」o(´^`)o


(次回に続く)

いつもはあきれている相棒のぱみゅちゃんも、なんだかレイムさんのペースに!?
今年も、どうぞ宜しくお願いします。

投稿日時 : 2013/01/05 23:50    投稿者 :tamaonion

ヘルプブクマでつながった作品とは?

「VOCALOID HEARTS」~第22話・狙われた少女~

「連続暗殺事件…物騒な世の中」
 唄音ウタことデフォ子。MARTで支援を受けて社会復帰を果たしたウタは、小さな広告店でうだつの上がらない毎日を送っていた。基本的にやることといえば、街中で昼前から夕方まで延々とティッシュ配り。彼女は正直、そんな仕事に満足はしていなかった。クールで無気力、それでいて人前に晒すことのないサディエストさを持った彼女にとっては、余計に。
 しかしここまできて、ようやくまともな職を掴んだウタは、再びカイトの世話になるわけにはいかないと思い、贅沢は言えなかった。そうして今日も変わらず長く感じる昼休憩の合間に、自分のデスクに弁当を広げて新聞を読んでいた。15歳にはあまり見られない光景だが、カイトに「日頃から新聞を読め」と言われていたので、その習慣が身についているようだ。テレビ番組覧の裏には、連日この¨暗殺事件¨について大きく報道されていた。
 ¨立て続けに起こる暗殺事件。そして昨日未明、30代と見られる男性が都内のマンションで倒れているのを近隣住人が発見した。警察によると男性は腹部に銃撃を受けており、現在懸命な治療が行われている。男性の身元は現在確認中であるが、アンドロイド平和統括理事会の重役であるとみられ、理事会も独自に調査を開始している。警察は殺人未遂の容疑で、以前の事件と同一犯である可能性もあるとみて捜査を進める方針だ。¨
「…寝よ」

オレアリアさん

オレアリアさん

2015/11/06 18:09

「VOCALOID HEARTS」~第29話・電撃無双~

 もしも亞北ネルという女が、世界のモデル界を魅了するプロポーション抜群の超絶金髪美少女アンドロイドアイドル、なんて存在だったら、どれだけ良かったか…想像していたら、アホらしくなってくる。
 そんな妄想じみたことを考える私は、毎日のように街の警備や要人警護とかの仕事をしている。でも、それは普通の警察活動を行う組織とは少し違って、一都市の軍事防衛を兼ねた「軍警察」とでも言えるか。この軍警察は、通称「AMP」と呼ばれているんだけど、東京の湾内にある大きなアンドロイドの居住区っていうか、特別行政地区っていうか…ああ、も~ややこしい! とにかく、そーいうところを汗水流して守ってるワケ。
 私はAMPの第1師団長・リリィさん直属の部下になるまで、必死になりながら、のしあがっていった。訓練学校を出て下っ端から始まった負けず嫌いな性格の私は、とことん仕事に力を注ぎ、片手間に肉体を鍛え続けた。でも私はそれに物足りず、自分の体を痛めつけてでも、更に体を強化するために研究機関に依頼して自らモルモットになった。その盲目に追い求めた力の代償は、とても大きかったけどね。
 私は戦闘アンドロイドとして、諸々の武器をぶら下げ、時とあれば戦いもやる。すべては、私が愛するAMPが守る街のために。そんな信念があるから、毎日が大変でもこの仕事はイヤじゃない。けど、もっと女らしい仕事がやりたかったなって、今更だけど思ってしまう時がある。心境の変化、ってヤツかな。
「はいは~い、AMPで~す。下がって下がって」

オレアリアさん

オレアリアさん

2013/12/24 20:03

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