しるるさん

プロフィールを確認してもらえると嬉しいですw ね?w (15年9月9日更新)          

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妖精の毒#85


#85「窮地」



黒いフードの女性の正体がわからない

ただ、メイコさんを宮中からさらえる人物がそうそういるはずもない

ということは宮中の人間があやしい……


「あの、メイコさん!ルカさんより強い人って、宮中にいますか?」

「え……そ、そうね、ルカもかなりのものだから、そんなにはいないだろうけど、いると思うわ」


僕は頭の中でぐるぐると推理してみた

が、よくわからない


「カイトさん!メイコさん!早くここから出ましょう!ルカさんも心配です!」


リンちゃんはそういって、僕の腕を引っ張った


「あ!」


その時、メイコさんに渡そうとしていた【妖精の指輪】が僕の手からころがり落ちた


「……そういえば」


前にこの指輪をつけた時に過去が見えた……

今もなぜかはわからない

今回も過去を見ることができれば、あの犯人の正体や狙いがわかるかもしれない……

でも、自分で好きな過去を見ることはできない……

それに前に見たのは先代女王に関係していた人の記憶……

あの犯人の過去がみられるとは限らない……


「カイトさん!何をしているんですか!?早くルカのところにいかないと!」


メイコさんは涙目でそういった

ルカさんのことを本気で心配している証拠だった


「はい!今行きます!」


僕は指輪をポケットにしまって、先に出て行ったリンちゃんとメイコさんの後を追った









僕らが下の階について、目の当たりにしたのは…………

ぐったりとして倒れているルカさんの無残な姿だった


「ルカ!」


メイコさんは一目散に走り出す


「待ってください!危険です!」


僕はメイコさんの腕をつかんで止めた


「離して!ルカが……ルカが……」


メイコさんは冷静さを完全に失っていた



「あら?あなた達……人間なんかに助けてもらったのね。」


黒いフードの女性が不敵に笑った


「あなたは何がしたいんですか!今すぐ、ルカさんから離れてください!」


リンちゃんが大声で叫んだ


「何って……そんなの、復讐に決まっているでしょう?」


女性は楽しそうに笑っていた



「それより……あなたたち、よく立っていられるわね?」


女性のその言葉の意味が僕にはわからなかった


「どういうことだ!」

「ふふ……あなたたちがここに来る前。そこの女王と姫には、遅効性の毒をプレゼントしてあげたの。」

「なんだって!?」


よく見ると、メイコさんは肩で息をしていて、リンちゃんは顔がすごく赤い

とても苦しそうだった……これに気づけないでいた自分が恥ずかしい

この2人はルカさんを助けたい一心で、今も無理して立っている


「大丈夫よ。今すぐ死なないから。ゆっくり、じっくりと後悔しながら死んでもらわないとね」


女性の口元がにやりと笑っていた

メイコさんとリンちゃんもピンチ!

ルカさんも苦しそうに……

フードの彼女の狙いとは……

投稿日時 : 2012/11/24 22:39    投稿者 :しるる

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