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【七つの大罪】悪ノ片割れと忙しい厨房【二次創作】

「この…無礼者!!」


『悪ノ娘』は、確かそう言い放って捕まったんだっけ?
哀れなことだ
『悪ノ娘』は、悪いことをしたんだから、
捕まるのは当然でしょ?

思えば、『悪ノ娘』はいろんなことをしたねぇ…
思い出すねぇ、本当に


「さぁ、跪きなさい!!」
そう言って民衆どもから金を搾り取り、
民衆は苦しんで
王女は贅沢三昧

「緑の国を滅ぼしなさい」
自分の愛した人がうつつをぬかして
婚約を破棄したからって
わざわざその国を滅ぼして
何がしたかったの?

「あら、おやつの時間だわ」
みんなみーんな苦しんでるのに
一人だけ暢気におやつを食べる
自分さえよければ
それでよかったの?

そして、捕まったときには
「この、無礼者!!」か
悪人とはいえ、最後まで王族の誇りを失わなかったことは
まぁ褒めてあげてもよかったんじゃない?


そして、今自分はここにいる
沢山の民衆が集まっている
目的はただ一つ
『暴君王女、悪ノ娘の公開処刑』

悪ノ娘の首が、断頭台に固定される
民衆から浴びさせられる罵声には答えない
「答える必要すらないんだから」
それがきっと、悪ノ娘の心情

この凶器で、沢山の人が命を落とした
沢山の人の血で、赤くアカク染まって錆びたギロチンの刃
これで悪ノ娘は殺される

時計の針が午後三時を指した瞬間
ギロチンの刃が落ちた
悪ノ娘の首めがけて
その光景を見て喜ぶ民衆
泣き崩れる、一人の少女

落ちる瞬間、『悪ノ娘』は言った







「あら、おやつの時間だわ」










広がる血飛沫
なんて赤いんだろう
飛び散った、赤くて赤クテ赤イ、マッカナチ

さよなら


















もしも生まれ変われるならば、
     その時はまた遊んでね










『僕』の願いは、それだけだ。










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「おぅらー!!腹減った!!」
「バニカさん、もう少し待ってください!!」


だんだんとフォークを握って机を叩くバニカさん。
はやくしないと、この人に食べられちゃうよ…
でも焦ると料理の出来が悪くなっちゃう。
まずい物を食べさせるくらいなら、死んだほうがマシだ!!



「お待たせー!!昼食ですよー!!」



いやー、僕も含めて8人分つくるのは大変だった…
厨房が忙しかったもん!!



「おー!!今日の昼食は豪華だな!!」


ガレリアンさんが、いつもと打って変わってテンション高い。
天変地異の前触れかな?
一回縄で縛って、入り口に捨ててきたほうがいいかもしれない。


「ごめんねアレン。私、手伝えなかった」
「いいよ。いつも食後のデザート手伝ってくれてるから、それで大助かりだよ」
「そう?ありがと」


リリアンヌは、今日も笑顔だ。
最近は僕の仕事を手伝ってくれている。
王女様なんだからいいよ、といったけど
「アレンだって、王子様でしょ?」
って。
今の僕は召使だけどね。


「アレン、いつもご苦労様。あ、今度手伝おうか?」
「あ、マルガリータさん。そうですね、今度ピザを作りたいのでその時にお願いします」
「わかったわ」


マルガリータさんは医者の娘だから、あんまり料理しないのかなーと思ったんだけど…
この間、僕が買出しに行ってる間にいつのまにか朝食つくってた。
本人は「久しぶりだから腕が鈍った」って言ってたけど、すごくおいしかったなぁ…
ということは、元は料理は得意なのかな?


「アレン、今日のメニューは?」
「はい。本日は、ナスの和風グリルを」
「おぉー」
「ナス抜きでつくりました」
「ただの和風グリルやんけ」


だってナス入れたら、この間バニカさんは怒ったもん。
ナス嫌いらしい…


「サテリアジスさん、お疲れ様です。ゆっくりしてればいいのに」
「毎日ダラけてるわけにもいかないだろ?俺もたまには手伝わないと」


今日は、意外にもサテリアジスさんが手伝ってくれた。
この人も料理得意だなんて、知らなかった…


「あ、おいしいですね。これ」
「カヨさん、いつのまに食べてたんですか!?」


カヨさんは…なんというか、オーラがない。
いろいろな意味で、謎に包まれている人。


「ただいまー…ってアレ、私の分はーーー!?」
「え!?僕ら、ちゃんと8人分つくりましたよ!?」


諸事情により出かけていたグミさんが帰宅。
なぜか、グミさんの食事が消えていた。
なんで?


「あー、おいしかった」


あ、犯人こいつだ。
探す暇が省けたわ。


「バニカさん!!あれほど人の食事は食べないでって言ったじゃないですか!!」
「だっておいしそうだったもん!!」
「もーう、グミさんの分どうするんですか!!」
「マイワールドに浸りきってるガレリアンのやつあげればいいんじゃない?」


もー、自由だなぁ…


「それに、まだ箸つけてないみたいだし」
「あ、じゃそれでいいよ。」


とりあえずクスリをかがせて気を失ったガレリアンさんを縛り、リリアンヌにロードローラーで入り口まで捨ててきてもらった。
よかったー、もう一回つくりなおすのめんどくさかったし。
てか、あの人ボケキャラになってきてるなぁ…


「てか…本当にアレン召使?」
「え?」


いきなりマルガリータさんがきいてきた。
なんでだろう。


「えぇ、召使ですけど…」
「あんた、ただの召使じゃないでしょ!?もういっそシェフになりなさいよ」
「えぇ!?」


予想外だ。
それに、シェフっていったら一つもお暇をもらえなくて料理してる最中に頭噛まれて買出しにも行けなくて「wrrrrrrrrrrrrrrrrrry!!」とか叫べなくて正真正銘の立派な食材からどっからどうみても食材ともよべない得体の知れない何かまですみずみまで調理して最終的には自分自身も食われて生き血を全部抜き取られて…


「あぁ!?アレンが壊れた!!」
「大変!!どうしてこうなった!?」

「そんでもって時間には厳しいし0.0001秒単位まで厳しいんだよねぇあのオッサンまったくあのクソオヤジは自分が遅刻したら『てへぺろ☆』とか言ってごまかすくせに自分以外に厳しすぎなんだよいっそ僕が骨の隅から隅まで調理してやればよかったかなぁでもあいつおいしくないに決まってるし世にも偉大なリリアンヌが住むあの王宮をやつの下衆な血で汚すわけにもいかなかったしまぁ結局リリアンヌの機嫌を損ねたから断頭台で首を跳ねられたけどあれは滑稽だったわザマアミロだよねぇほんとにねぇそういえば若干頭が薄い奴だったっけあのクソオヤジめブツブツ…」
「リリアンヌ、どう?」
「だ…だ…だめよ、完全に壊れてるわ…よし、皆手伝ってください!!」
「「「「了解であります!!」」」」


だってあいつさぁ、本当に嫌なやつだったよ?
何かと嫌がらせしてくるし「レンきゅんはぁはぁ」とか言ってる超キモイ奴だったよ?
あぁ、こいつはハゲ頭じゃなかったっけ…



「ますサテリアジスさんお願いします!!」
「何すればいいんだよ!?」
「じゃパス…か、次バニカさん!!」
「必殺・猛毒クラッシャー!!フォークの先端に毒を塗りました!!」
「「「「おぉー!!」」」」
「おぉー!!じゃねぇよ!!危ないだろ!!」
「フォークの先端は刺さって痛いし猛毒が効いて失神!!いかがですか!?」
「「「「ナイス!!」」」」
「何がナイスだ!!」


あの奴はとくにムカついたっけなー、しょっちゅう僕を尾行してたっけー…
そんでもってはぁはぁ言ってる紳士さんだから気持ち悪かった…


「次!!カヨさん!!」
「ひたすら鋏を投げます!!この鋏は布だけでなく皮膚をも切り裂くスグレモノです!!」
「何がスグレモノだ!!おもいっきり凶器じゃねぇか!!」
「え…じゃマルガリータさん!!」
「はい!!私としては、催眠術とギフトとプロレス技で眠らせたほうがいいと思います!!」
「いろいろおかしくね!?そんなに使う意味ある!?」


あぁ太陽がまぶしいなぁ、そういえばあいつはアホだっけー…


「次!!グミさん!!」
「スタンガンやらリボルバーやら時限爆弾やらバズーカやらで撃ちまくるのはどうでしょう!!」
「なんで爆弾混じった!!」
「最後!!私リリアンヌとしては、これがいいと思います!!」
「隊長…まさか、あれをやるのですか!?」
「えぇ…見てなさい!!」
「そんな…無茶です、隊長、たいちょーーーう!!」


あの民衆どもも馬鹿だよねぇ、小さいことでいちいち議論起こす意味ないじゃん。


「アレン!!…王女の前よ、さぁ、跪きなさい!!」
「「「「でたー!!!!!」」」」
「えぇーーーーーーー!?」


あれ?リリアンヌ、なんで王女のセリフ言ってるの?
そうか、僕は走馬灯とやらを見てるんだね。
あっはは、やだなぁ僕ったら。


「駄目…なおらない…!!」
「「「「そんな…」」」」
「もう無視していいかな…?」
「こうなったら…必殺!!」


あの頃は楽しかったなぁー…
無邪気に走りまわっt


「wrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrry!!!!!!!!!!」
「あだッ!!」


気がついたら、僕はリリアンヌにロードローラーで轢かれていた。
一回死んでるから、もう一回死ぬことはないよね。


「…僕は何を?」
「やったぁ!!戻ったぁ!!」
「もうツッコミどこ多すぎ…」


あれ?そういえばここ厨房だっけ?
忙しいなぁ、今日は。

ガレさんの扱いは異常。
ちゃんとこっちのほうも書いてますよ。
冒頭文の書き方をいつもと変えてみました。
ヴェノさんはもはやなくてはならないツッコミ。

本家様 http://www.nicovideo.jp/watch/sm3133304

投稿日時 : 2011/12/19 20:52    投稿者 :ゆるりー

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