しるるさん

プロフィールを確認してもらえると嬉しいですw ね?w (15年9月9日更新)          

妖精の毒#82 > ブクマでつながった作品

妖精の毒#82


#82「再び」



僕とルカさんは妖精の世界への入り口に向かう


「ルカさん、メイコさんとリンちゃんを助ける方法って、考えてあるんですか?」


ただ単に相手方に乗り込んでいっても、駄目なのは目に見えている


「正直、何も考えてないわ。」


僕の横を歩くルカさんは、しれっとそう言った


「手紙の相手が誰かもわからないし、「私の大事なものを奪ったものと同じ血」というのも、なんのことだか……」


ルカさんは冷静を保とうとしているが、やはり焦りが見える


「それなのに、一人で行こうとしてたなんて無謀ですよ!」

「う、うるさい!……頭より体が勝手に先に動いていたのよ!」


顔をそむけるルカさん

ルカさんは、仲間想いで優しい

今となっては、僕にもそれがわかる




「……ん」


ルカさんが、突然、僕に手を差し出した


「……ちょっと!早くしなさいよ!」


何故か僕の方を見ないまま、手をさらに僕の方にずいっと差し出してくる

しかし、何を意味しているのかわからない


「もう!早く私の手を握りなさい!」

「ええええええ!!」


思いもしない言葉に、おもわず声にだして驚いてしまった

まさか、ルカさんの口から、そんな言葉が出てくるとは……


「…………もしかして、怖いんですか?」

「はぁ?…………ちょ、ちょっと!何、勘違いしてるのよ!違う!」


ルカさんが何かに気がついて、顔を赤くした


「に、人間は、妖精と手を繋いでないと、妖精の世界に入れないのよ!前に来た時はリンと手をつないでいたでしょう?」

「え?あ……あぁ!そういうことか!いや、ビックリしました。はは……」


いや、本当に驚いた


「まったく……わかったら、早く手を握って」


ルカさんはあらためて手を差し出す

それを僕が握ると、ルカさんは強く握り返してきた


「じゃぁ、いくわよ!」

「はい!」


僕が返事をするとルカさんが走りだし、つられて僕も走りだす

そして、一気に森を抜けると、中央に泉のあるリンちゃんの家の前にやってきたのだった


あれから大して時間がたっていないのに、少しなつかしい

もう、ここに来ることはないと思っていた





「……あの、ルカさん?」

「なによ?」


僕はとなりにいるルカさんに確認したいことがあった


「あの……手はまだ繋いでいないと駄目なんですか?」


そう、まだ僕とルカさんは手をつないだままだった


「え?……あ、あ!」


ルカさんは、はっとして手を素早く引っ込める

そして、わざとらしくコホンと咳払いをして、いつもの真面目な顔付きにする


「じゃ、いくわよ!ネルの家に!」

「ちょ、ちょっと!待ってください!策無しでは無謀ですよ!」


僕は止めようとしたが……


「リンたちが待っているのよ!時間を無駄にできないわ!いくわよ!」


そういって、突き進むルカさん

僕は仕方なく、あとを追いかけた

ルカさんがかわいい回w

しかし、前回のテキストで、テキスト250だったんだなぁ~
きづかなかったww

投稿日時 : 2012/11/20 19:42    投稿者 :しるる

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