1A
悲しみの雨降り
堕天使は街彷徨い

イントロ
A)
色鮮やかに煌めく

つぼみのままの桜が見える　バスターミナルの夜は
春と呼ぶにはまだ寒くて　自販機のコーヒーであたたまる
鞄ひとつと夢を抱えて　住み慣れた町を旅立つ

サビ１
舞い降りた一片　この指に触れて溶けた
一筋　軌跡を残した

Kiss and nurse a little heat,driving just my heartbeat.
私はこうして汚れていくの
Hiss and tease a fiddlin' heat. My craving is your beat.

華やかな街を背に 仄暗い隠れ場で
オレンジの灯が揺らぎ また君思い出す
憂い漂わせ 這わす 細い指先を

今日も描くよ　君との夢を
青と白の花を飾れば　ほら
あの日と同じ夕日に染まって

Joy　卑劣とは言わせない
肯ぜよ
特別な蜜の味

あんた恋しと 泣くのには
今夜の月 明るくて
酔いつぶれた 帰り道

ちょっとお仕事しませんか？
若干一名限りの募集
「君を愛してる」って言うだけの

わたしの背たけが
あと少し高かったなら
あなたの背中を腰を

これは秘密のお話
赤い月が笑う夜
不思議なことが起こるの

Aメロ1
すり減った白チョーク 黒板書きなぐって
放課後いつも二人で肩並べて歌った

夜の闇を染め上げるヒカリ
似つかわしくない乱暴な青さは
目の奥まで突いて神経を起こす

ねぇほら
空を見あげてみて
どんな日でも下を向いて

[A]
あぁ この先の坂道を 登りきって
次のカーブを抜けたら もうすぐ海が見える

欠損の果てに十字を立てて
弔う夜に拾い掲げた
望遠の先に答えは無くて

サビ0
薬指にきらりと 光るペアリング
Aメロ1

闇に浮かぶ 満ち欠ける月灯り
この道を照らせ
夜の蝶は 舞い踊り続けるの

熱を遠ざけた冬が紡いだ
散る淡雪に指は触れる
僕は独りきり声を聴いてた

恵み満ちて風が光る
雫弾き花 顔を出すよ
鳥が高く鳴き 大地が動けば

1A
まどろみに染みこむ 起き抜けの幻覚
耳鳴りとめまいを混ぜ込んだ午前9時

『感動のラスト！』と誇大表示
押し付けられた販売戦略
いやいや　知らないからそんなこと

【1A】
気分はどうだい？ 理想世界
アイデンティティは 正論の散弾銃

1A
ざくろの実 1つもぎ取ったなら
そこから先は君の秘密

虚ろな気持ち 抱えて
ふさぎ込んだまま そと眺めてみる
窓越しの空 ボクの鏡うつし

（もう いいかい？）瞼を閉じたまま
（まぁだ だよ）
明かりを点けずに狭い部屋の中にひとり　小さくうずくまる(孤独の中で)

ぽつりと降り出した　日曜の昼下がり
グレーに染まっていく空模様　上目で睨む
雨足強くなって　ずぶ濡れになりそうで

午前零時のコール　光りだした画面を割って
匿名のメッセージ　飛行機になり飛び立ってく
待ち合わせ場所へは　空も翔けてゆくパンプスで

サビ1
想い、ふわり。風にのせて
空舞い飛ぶ綿毛のよう

星を消し去る音
ここは箱舟
言葉を失って

Ａメロ＞
今ね　わたし(３　３)
幸せなの(６)

強情な僕を叩き割って　強かな僕だけ残したい
強張った表情で強がる
「なんてことない」―――なんてことはない

魔法がとけたのか
私に興味ナシ
瞳は身体をすり抜けて 誰かを見ているわ

揺れていた逆光と夜を待つ下り坂
僕よりも背の高いその影と茜色
河沿いの陽炎を切り裂いた一筋が

捲れた本には栞を、と。
嵩んだ本には重石を、と。
代わりに本を積み重ねて、落ちた本は踏み台にした。

貴方好みの　都合並べて
「君がいい」「君もいい」 踊る唇
Stop being wishy-washy!

浮遊する音の色
転がる硝子の
壊れない秘密

「君はまだ」と
拒む貴方と私の
手と手と手を

浴室で見る夢は
ご都合主義のジェンガ
ふやけた爪先の