脹れた腹が邪魔で
身動きさえできない
醜さの温床で

盛りのついた猿の様に
皮肉な顔してはにかんで
無様の上辺隠しては

人様のご機嫌と
心中の欲望を
天秤に掛け比べ

乾いた音で這いずる先
出せない声で助けを請う
薄汚れた羽

嫌みのシャワーを浴びせかける　お前らへ
ありがとう
涙の塩味で飯を喰らう　お前らへ

嘘をついてでも生き抜いていくことでしか
誠意を示せなくなってしまった僕を
君は今でも覚えてくれていますか？

暴動に意義を
通わすものよ
鬣に纏え

痛みさえ麻痺してく
暗闇に恐怖する
歩み寄る死の音を

逃げ場もなく晒される
これは一体何の処刑だ
意義に頭もぎ取られ

朝が来るぜ
滑稽な俺を笑え
言い訳は意味がないぜ

汚物の漂う
溝下水を浴びて
死骸の隣

胸に手を当て
鼓動声聞く
本音掛替え

映えない君は　映えない　君は映えない猩々蝿
映えない蝿は　映えない　蝿は映えない君々君
君君たらずも蝿蝿たらず可からず映えない蝿

犬も食わない戯言と
闇に雲だけ浮かぶ部屋
昨日の夜、