誘(いざな)う瞳に灯る
清(さや)けしサファイア(蒼(あお))
囚(と)らうはヒト揺れの燈火(ともしび)と

A
２人で並んで歩く見慣れた景色
みんなにはいつもと何も変わらず映る

夕月(ゆうづき) 浮かび上がる
人影 波に揺れる
水鏡(すいきょう) 闇がとけて

艶(あで)やかに　舞う言葉　儚く散る　残像
花吹雪　降り止まず　僕の体　埋めてく
青く　白い　光　放つ　月に　そっと　浮かぶ　桜の木

A
あなたが私に
手紙をくれるようになった

A
トントントンってノックの音がして
ドアを開けたらドラキュラさんと

S
冬と春の間(あわい)の季節
巡り来たる奇跡

A
貴女を誰よりも…
結びの名と並べて

A
ふわり…
漂う残り香

A
彩(いろ)失す廃郷 錆びれた悲鳴
崩れ落ちていく 街の残骸

朧気に　浮かぶ　月が　僕の頬　一筋の涙ほろり零れ落ちた
誰もいないこの丘で　君は静かに眠ってる
僕はただ　君の安らぎを祈ってる

A
娯楽に走った情報に
骨の髄まで染まった純真乙女

A
流れていく時間
流されるのは僕

君が隣に居てくれたらなんて
まだ僕は思っている
それだけ君のことが好きでした

つまらない毎日
退屈だって
叫びたくなるの

久しぶりに夢を見た
幼いころの思い出を
あのころ

最近よく夢に出てくるのは誰？
いつも私を呼んでいる優しい声
わからないほどのね、ささやく声がほら

A
凍えていた
寒い中１人君は

暮れる宵の彩(いろ)に
染まる雲霞(くもかすみ)
揺らぐ空の端に

扇を片手に舞う姿浮かぶ月夜に
静かに祈りの舞舞うは１人巫(かんなぎ)
月の光薄く照らすそこは神域

微睡みの中で甘い果実に
接吻(くちづけ)を堕とす無邪気な天使
緋(あか)く染まる糧 何故(なにゆえ)の色と

瞳閉じれば
甦る世界
映りこんだ色は？

S
「好き」という言葉 言わせたくて
駆け引きする２人

A
目覚めた週末(いつも)の朝
1人きりのベッドで

A
いつの頃からだろう
こんなにも懐かしく思えるのは

A
どうしてだろう？
手紙を書くだけなのに