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Master 梅酒の造りかた・1 sunny_mさん
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2010/06/02
18:57梅酒の造り方。
梅を洗ってその水気をよくふき取る。
へたを楊枝などで取る。
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Master 昨日の終わりと明日の始まり・1 sunny_mさん
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2012/02/19
16:41ぼんやりとした思考がゆっくりと輪郭を整えていく。雨戸の隙間からこぼれるのは、早春の白い光。まだ寒々しい空気の中、そこだけが柔らかな春の気配を湛えていた。
今日は良い天気みたいだ。パソコンの内側の天気は外側の天気と連動している。つまり、現実世界も天気が良いという事だ。きらきらと柔らかな日差しはしかしまだ眠い目には眩しすぎる。
すうと布団の中で息を吐いて吸って、また吐いて。頭の片隅に引っ掛かっていた夢の残滓を振り払い、カイトはゆっくりとベッドから起きあがった。うん、と伸びをして眠気を振り払う。
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Master番外 着物くるくる・1 sunny_mさん
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2015/01/13
15:56今でこそ小岩井家のボーカロイドたちといえば大人数の大家族といった体だが、最初からそうだったわけではない。
ミク一人きりだったところにメイコが来て二人きりで秋をすごし、冬の気配がカイトを連れてきた。春の風と共にリンとレンが来て、生い茂る葉が蒼い影を落とす頃がくぽが迎えられ、梅雨の雲間から青空が見えたのと同時にルカも姿を見せた。そして夏の盛り、鮮やかな陽の光に負けぬ姿でぐみがここにたどり着いたのだ。
ひとりずつ、あるいは二人で手を繋いで。ボーカロイドたちは順番にここへやってきたのだ。
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Master おまじない・1 sunny_mさん
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2013/04/21
23:09ばあちゃんマスターのシリーズものとなっています。
今までの話を知らないと、わからないかも?な内容となっていますので、それでも良いよ!知ってるよ!という方はどうぞ~↓
引っ越し前、あるいは大がかりな部屋の模様替えの真っ最中か。衣類やら本やら紙の束やら。色んなものが収納から引っ張り出されて積み上げられている室内の中央、青色の髪の青年、カイトがぺたんと座り込んでいた。溢れかえっている荷物を選別すべく、その手を動かしてはいたが、少し前に通りがかった時と比べてその山が減った様子はない。
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Master・るかとがくぽの日向ぼっこ・1 sunny_mさん
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2014/01/24
22:48***
こちらは一連のばあちゃんマスターシリーズの続きものとなっています。
今までの話を知らないとちょっと分からない内容となっています。
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Master・きんいろの足音・1 sunny_mさん
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2011/10/17
17:28かたんかたんと、規則的に揺れながら電車が進んでいく。車窓から差し込む日差しは弱く、冬が近づいてきていることを表していた。やわらかな陽光を片頬の辺りに感じながらタロウは閉じた扉に寄りかかっていた。くたびれた制服に足元にはやっぱりくたびれた感じのする鞄が無造作におかれている。
学校帰りの放課後。年が明けたら受験を控えている身としては部活動に参加するのもはばかられる。とはいえ、家に帰っても直ぐに勉強をせず、頭の端に浮かんでいるフレーズをこねくり回してしまうのだからどうしようもない。
白い闇に響くきんいろの足音。