始発電車に乗っかって　君に会いに行こうか
車椅子で出来たタコ　親指がひどく痛い
白いレースのスカートの　裾が膝をくすぐる

誰もいない　水槽の前　立ち尽くす夜に
不揃いな前髪が揺れる
枯れたアマニアと　あたし

夜を食い潰した。
君の煙草の香りも消えた。
戻れないと言った君は、少し泣いたように見えた。

ねえ、話をしてよ。
君のことを聴かせてよ。
笑えなくてもいい。

火曜日の朝の宣戦布告
眠たいあなたは厭戦気分
忍び寄る罠はランチボックス

リノリウムの海で
スイミング
水無しの海で

私、煙草の煙が嫌い
コーヒーだって飲めない
あなたに愛を歌いたいけど

夜明けを告げる音を聞いたら
少し　あなたに会いたくなりました
目を開いて　カーテンの向こう