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長い間音沙汰なくてすみません><
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月日は流れ、だんだん肌寒い季節になって来た。 「つ、ついに完成したわ!!」 僕がバイトから帰ってくるなり、キッチンからルカさんの歓喜の声が聞こえてきた。
僕と王子、ミクとレン君の4人で早速王子の家に来た。 だが中に入ると突然驚かされる。 何だこれは……!?
メイコさんを部屋に送り届けて自分の部屋に戻る途中、レン君の部屋から拍手が聞こえた。 楽しそうな話し声も聞こえる。 そういえばリンちゃん、朝からずっとレン君の部屋に行ったままだな。
最近どうにも家の中が騒がしい気がする。 いや、ミク達が来てから人数が多いのは確かなんだが、それ以上に人がいる気配がするんだ。 怪しいのはミクの部屋なんだが、ここにはリンちゃんもいる以上勝手に中に入るのも気が引ける。
レン君と約束をしたはいいが、僕は廊下で頭を悩ませていた。 人の恋愛に踏み込むような行為ってどうなんだ? もしこれでリンちゃんに嫌われでもしたら僕は立ち直れそうにない。
メイコさんが家に来て1週間が経った。 彼女は一言で言うと頼りがいのあるお姉さんって感じで、サバサバしてて話しやすい。 そして懸念していた問題点も何も無い。
ルカさんが来てから、何となくだけどミクの態度が変わった気がする。あいつ、思っていたよりいい奴なのかもしれないな。 それにルカさんだって、料理はアレだけど決して悪い人じゃない。うん、悪い人じゃないけど……ちょっとずれてるんだよな。 ミクの格好も派手だと思ったけど、ルカさんはヒラヒラのゴスロリファッションに身を包んでいる。
バイトに行っても、あれ以来ミクが来る事はなかった。 先輩に聞いても「そんな子知らない」って言われたじゃないか。 あの時のミクの行動は何だったんだ!
今日は両親の結婚記念日で、2人ともレストランに出かけてしまった。 だから食事の支度はリンちゃんがしてくれるという話になったんだけど……目の前に並べられた見た事も無い様なごちそうの数々に僕は目が丸くなった。 これ、全部リンちゃんが作ったのか!?
ミクが家に来てからというもの僕の生活は一変した。あいつ僕の親とすげー仲良くなってやがる……おかげで、食事の葱率が一気に上がった。 僕は葱だけは嫌いなんだよ。ホント勘弁してくれ。
毎日毎日退屈な日々が続く。それはそれで、何も事件やトラブル事に巻き込まれないのだから平和なんだろう。 でも僕はそんな毎日に嫌気が差していた。 大学を卒業したはいいけど、就職先が見つからないままバイトを続けてる。それでも親元にいるからお金に困る事もない。
今日は何だか無口だね 疲れているのかな? 君が元気が無いと僕も悲しい気持ちになるよ いつも頑張ってる君だから
(R) 沢山の友達 沢山の優しさ 沢山の温かさに包まれてここまで来たよ
暗く続く闇の中に 君を一人探してたよ もう何も無い僕だから
もう何日経ったんだろう 君と話さなくなってから ほんのささいな出来事で
あなたの前では挙動不審 何故かいつでも挙動不審 頭の中ではちゃんと会話出来るのに
しろくてまるくてふわふわ おおきな耳に小さなしっぽ ぴょんぴょんとびはねる君は いったいだあれ? まあるいおめめでこっちをみてるよ
僕の可愛い小さな天使 君に出逢えたその日を きっと何年経っても僕は忘れない
仲が良すぎて本当の兄妹みたいだねって いつも言われていたけど あたしは妹なんかじゃないよ