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ここpiaproには「冬至のパレード」一作だけですが、それ以外にも通算で20作以上のボカロSSをネットで公開しています。
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僕の方ももっと驚いていた。 「そんな。まさか」 僕は助手席の背もたれを乗り越えて後部座席に移った。
Ⅲ. また微かな音が聞こえたような気がした。それと同時に車内の気温が急に上がり、僕は思わず上着を脱いだ。
0―ⅰ. 十二月二十二日。彼は厚い雨雲の上にいる。彼の目には青空に投影された経線と緯線が映っている。冬至の太陽の縁がまもなく子午線に懸かろうとしている。彼は下を向き、雨雲の中を急降下する。 郊外の二車線道路を小型乗用車が走っている。車は路肩に止まり、運転席から男が出てくる。男は小降りの中、傘を差さずに道を渡る。
久しぶりの夕焼けに 僕はあの日を思い出したよ レンガ塀の上に座って