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詩を書くのが好きです♪
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メッセージ
ガラスの花瓶と 造り物の薔薇 軋んだ空気に 不自然が蔓延って 流れることない 赤い血が恋しい
突き刺すような 孤独抱いて 少女は踊る 影を従え 見つめる先は 鎖と楔
夜に包まれ 歌を歪ませ 私は独り 悪魔の真似する 決して染まらぬ 純白の翼
殻の中で眠る者 震える体を抱きしめて 今宵は満月 赤い月
争いがこだまする灰色の国 咲いては朽ちていく花と 涙が枯れた人々
硝子の破片に よく似た記憶繋げて 約束辿るの
花を千切りながら 天井に微笑もう やせ細った体
鎖された屋敷の奥 独りぼっち 壊れかけの機械人形 造り物 少女の姿
隣り合わせ 触れるほどに感じるのに なぜか視えない きみはだあれ? 手を伸ばすよ 届くか分からないけれど
悪い悪い 夢を見たんだ 奇怪じみた 町の中 人は皆 同じ仮面を
翳した手を濡らすは 今宵の月 蒼く淡く儚く 常世の闇照らす 願いを託す前に 果てる流星
近づく度に 温もりは失われて 触れた頬はもう
眠れ眠れ朝まで 何も知らず何も感じず 遥か遠く 夢見て
A1 闇夜のドレス 着飾り君の元へ 聞かせて御覧よ すぐに叶えてあげる
蝙蝠が鳴くころ 紫の空は黒くなる 灯されるランタン
規則正しい音が好き くるくる廻るものが好き 暗澹世界に蔓延るのは
とおりゃんせ とおりゃんせ 童の唄と鴉の目 手拍子は気まぐれ
知らぬ存ぜぬ神隠し 手の鳴る方へ早歩き 空は夕闇今何時?
音連ねる時計の針 きみの時間 何色ですか? 掠れた声は正直で
華やかな秘密遊戯 銀の舞台微笑む 名も無き詩人 夜染めるその音色の
「あーらあら?おやおや? アタシ、目玉焼きは大嫌いなの ぐじゅぐじゅ とろとろ キモチワルイ
「くだらない」 呟いた言の葉さえ 何処か 何処かへ消えてく
黒い黒いドレスを着て 赤い赤いリボンを付けて 私は今生まれたの
夜明けを告げる鐘が鳴った 『始まり』『終わり』 突きつけられる『今日』
香る不穏 導かれて 迷い込んだ この霧の中 誰が助け求めてるのか
ゆらり揺れる影と朧月 霞は深く 遠く近く響くは懐かしき
鏡に映るこの姿は 真実だと確かめたくて また次の鏡探すんだ
調子外れの手拍子 無邪気な瞳輝き また誰か誘っては
≪前奏≫ それは罪であった。 それは咎であった。
金銀財宝 欲しいものは何? 叶えてあげる さあ跪いて祈れ 夢を叶える 魔法か奇跡か
さあ始めよう人形劇 踊り唄うのはキミ もがけばもがくほど
今宵は満月 一緒に踊ろう 淡い月明かり 纏って 聞こえてくる歌 滅びを恐れて
嗚呼 この手は 嗚呼 何故奪う 叶わぬ願いならもう望みはしない
A1 灰色の町並み ありふれた舞台の上
満月の夜は二人で 抜殻の世界切り裂く 七色に光る破片は 暗黒彩る星飾り 誰もが皆幸せになる