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氷菓と紙飛行機

氷菓と紙飛行機

BPM=200


茹だった空に 透過した玉梓
溶け出す青い君の夢

きっと染まってたんだろう 嫩葉に乗った思いを
残して淡く揺らいでる


零れ落ちた その群青でさえも喉を射る

いつか終わってしまうような 屋上に咲いた追想が散っていく


見渡す日々が求めた ただ儚い輪郭を
汚れた足で確かに走っていった
掛け違う想定

満たされぬまま 遠い夏に忘れていった氷菓は
戻らない時の中 記憶に残る
どうかその目を離さないで



もう、拭えないから 玲瓏滲んで落ちてく
汗ばむほどに紛う模様

そっと蜃気楼に縋って泣いていたいのは
微睡む熱が置いてった詩


君は空を見上げない
バイバイ、虚空に去っていく


夢から覚めた 白知のまま正しく均されて
張り付けられた心が願って吐いた
祈りはまだ

枝垂れた意味も 放てばただ遥か風を蹴っては
次第に高くなる視界の果てに
どうか、奇譚なストーリー遠く貫いて



薄れてく 薄れてく 薄れてく
記憶がただ崩れ落ちてくようだ



さよなら 遥か高く靡く雨上がりの空を
窓際の浦 白紙に染まっていった
果てしない憧憬

満たされぬまま 遠い夏に忘れていった氷菓は
記憶の裏で飲み込まれないように
どうか、その目を離さないで どこまでも遠く貫いて

投稿日時 : 2019/08/21 19:20     投稿者 : 椎谷ユウ

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