PIKTOGRAM (feat. 初音ミク)
駅に降りて感じた風は
今までのどの一瞬より
青くて僕は目を覚ました
忙しい夜を縫うRailway
これまでのどの街よりも
息づいて明るい憧憬に
生きて継いで 夢の街は 絢爛
駅の通り 歩く僕に 突然
誰と肩が 掠れ去って 呆然
赤の灯火 足を止めて 一寸
其れは二度と振り返ることなく
蜃気楼遥か彼方 消えてく
息をついて歩き直す 瞬間
気付く 人に表情 何も無い
僕が青いと間違えた色が
実はただ真っ白だったと知り
痛む頭 音速より速く
これはまだ理想じゃないと諭す
傷が直ぐに癒える世界だけど
心の傷は直ぐには治せず
未来都市わずか一つの 欠点
それ「他人(ひと)ヲ想ウコト」だと気づく
人工知能(A.I.) の当たり前になった
世界で失われたものは
存在 出会う人をだいじに
信頼 して想うこと
築いた友情の相手が
プログラムだったと知って
色を失ってく台本(シナリオ)
モノクロに逃げてゆく
街に降りて感じた風
目が合った人は冷たい目だった
この街に裏切られたんだ
周りとは「違う」と避けられ
周りより「弱い」と捨てられ
そうやって「僕」も消されるんだ
『―/* PIKTOGRAM */最後思想詩奏装具(ツール)』始動
未来衡(ミライゲージ)152/152装填。
HP(ヒットポイント) 0になる前に
時限終わる時に次元超えて
僕に青を見せてくれた過去と
僕を青に連れていった今に
”―ゴメン。”なんて送る言葉は無い
僕が未来開拓者(あおのフロンティア)になる
あの日人と肩を擦った街で
あの時肩を掠った場所で
同じ人を抱き締めて呟く
「生キテ生キテ息テ息テ 死ノウ。」
溢レ溢レコボレ落チタ 一滴
地面ヨリ咲キ伸ビル銀ノ華
街色ヅキ喧騒舞イ戻ル
君夢見タ未来ト在ル街ヘ
人工知能(A.I.)に埋もれ埋もれていた
世界で失われたものは
感情 うれしいことだいじに
未来へ持っていこう
築いた友情の相手が
プログラムだったと知っても
色を塗り直せる台本(シナリオ)
心のPIKTOGRAMで