真冬のベンチ
君を好きになったこと 僕はずっと言わなかった
だから君は最後まで僕に 優しくしてくれた
君がいなくなってから 君をもっと好きになった
だからもう君には会えない 同じようにはいかない
気高くて少し気が強いとこが 何よりも好きだった
たまに見かける君が歩んだ場所も そんなものさえ僕は
目を奪われてしまうよ
君の呼吸に命 吹き込まれ 街が光に溶けていった
そんな景色を君が幾日も 僕に見せてくれた
君への思い全部 消せたなら いつか僕と会ってくれるか
真冬のベンチ 僕は隣を 空けて待っているから
あまりにも透明で危なっかしい君をほっとけるはずもなかった
星の名前を君に教えた夜を そんなことなど君が
覚えているわけないね
君と紡いだ恋の物語 終わらないまま消えてく
月日の向こう 大人になった 君は笑ってるか
君の呼吸に命 吹き込まれ 街が光に溶けていった
そんな景色を君が幾日も 僕に見せてくれた
君への思い全部消せたなら いつか僕と会ってくれるか
真冬のベンチ 僕は隣を 空けて待っているから