うひひのひ

ふと気づいた　前髪の隙間から
五線譜の世界を見てるみたい
なんでこんな無機質で　噴水みたく見える人の波
だからと言って綺麗でもない
煌びやかに　散りばめた雑音に

箱庭歌

溶けたり増えたり博愛精神
そんなのはいりません
唯我独尊そんなの　探したこともありません
漠然と作り上げた　ネズミと猫の規則
「まあいいや」とカミサマに告げて　横目でチラッとみた

純粋星

指で触れた　純粋(キミ)の声
悦楽(よろこび)だとか　キミは知っているかい
掴みたくて　足踏みしながら
待っているのは　やっぱり無理だ
キミのせい　喉まで出かかった　真実(メッセージ)が

三恋休

あたしに芽生えた　才能　煩悩　再活動
ああ時計の針　逆に回転していく
んじゃキスに直行　キミの唇ゲットー
そんな　はずは　ない！
だって姫はまだ夢の中に停滞中

絶頂歌

黒や茶の並べられた交差点に
どうして　私を放り込むの？
極限まで漏洩(もれ)た　私の痴態(おもい)
ねぇ？冷める前に教えてよ　そこにいるんでしょ
有象無象の　マネキンと同じ匂い