高校生です。二次創作中心に活動中。 ここでは主に歌詞を投稿しています。ダーク・シリアスな話が大好物。 ※このプロフィール画像はコラボ「アイコン・ショップ」でbarisan様に作っていただいたものです。「アイコン・ショップ」URL→http://piapro.jp/collabo/?id=11219
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水に、浸して
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さあ 始めよう 終わらない唄を
透明な心に 宿る数多の声が
まだ聞こえないの 臆病者の私
踏み出す一歩が 暗い穴の中へと
落ちてゆきそうで 怖くてたまらなかった
呼ぶのはとても力強い声 風のような
恐怖も不安も全て乗り越えて 私は飛ぶの
翼なんて どこにもないわ
あるのは私の 勇気と歌声
それだけで...声の唄
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掬い上げた 小さな命
間もなく消える 儚い命
潰したいのは 何でだろう
考えるより 早く手が動いた
涙流して惜しむのが正義?当然?
誰が決めたのか知りもしない癖に
流れる血 絶える息 小さな花弁のようで
微笑んだ 僕の手を ゆるり滑り落ちてく
それだけで それだけが 唯一つの手段なんだ
道徳だとか善...The Spoiled Boy
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この身体は真っ黒なの
綺麗なものも汚いものも
全部ぜんぶ一緒くた
そうするしかないと人は言う
結局ね 魚類もほ乳類も同じ狢(むじな)
辛いのは それがかつて誰かのものだったから
嚥下できずに 零れる息を
いつか誰かが 吸って生きるの
あなたも同じ わたしも同じ
怖いのならば 海に沈んでしまいなさい...Breather
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世界を裂くよ 一陣の光
人工(ひと)の光 嘲笑うように
一緒に歩幅そろえて、なんて
あまりに酷い話です
僕は僕の道を行く、なんて
ありきたりだと笑いますか?
人が崇める光になりたいんじゃない
自由に自分を描いてみたいだけなんです
世界を裂くよ 一陣の光
人工(ひと)の光 嘲笑うように...流れ星
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こんなにも 君の声 聞こえそうで
遺された 花々に 落ちてくのは 涙
笑顔も涙も 抱きしめてくれたね
お人好しな君 まるで花束のよう
輪廻する緑 みたいにそう君も
ずっと隣でさ 笑ってくれると思ってた
結局 遺してくれたものは美しいものばかりで
馬鹿 これじゃあ 文句言えないじゃんか
こんなにも 優...Flower Days
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世界は狭くて 吐き気がしそう
私もあなたも みんなが観てる
嘘かホントか 曖昧なファクト
ガラスの向こうで 音がするよ
ねえ 資本主義の勝手なミナサマ
さあ 君ら結局何がしたいの?
突きあがる感情に 伸ばされたこの指も
どうせその虚像には 触れられないのでしょう?
血飛沫も銃声も 果てなく遠い世界の...トゥルー オア フォース
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雫の中に溶け出していく
それは淡い淡い恋の唄
何度も何度も夢に見たの
目を貫くほど強い光
完璧に美しい世界はどこか乾いて
焼けつく喉に叫んでしまいそうなのです
またどこかで 聞こえる
ひとの 優しい 笑い声
波紋となり 消えてく
それを なぞり 唄うたう...Drop of the water
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青い世界で確かに聞いた
終わりの鐘が響く音
腕に伝うは水か涙か
あなたを待つ水面の上で
月の欠片を探しに行くと
勇んで出かけるあなたの背中
なぜ止めなかったのだろう
後悔ばかりが胸を縛る
けして見えない希望を掴むため
暗い夜に朝陽を差し込むため...月夜の涙
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砕け落ちる現実を いっそ壊してしまいたくて
絡まる残骸に怯え 退いた腕でグラスを割った
どんなに醜くてもいいから
飛びたいと願ったのは私 なのに
駆け上がることの息苦しさに
絶えられず突き放した腕が ほどける
青い空 焦がれて 涙
何て美しい理想だったろう
手に入れた 機械仕掛けの 翼
今は私を宙に...アイ・キャン・フライ
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春がやってきて君はまた
綺麗にそして大人になった
僕は変わらないままだけど
気にしないで前を向いていて
君の細いけど確かな背中に
紡がれる小さなメロディー
春色の音符が少しでも君の
その背中を押せたらいいな
ちっぽけな口が唄う春を
君が嬉しそうに駆けていく...春
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君はまるで羽根のよう 柔らかくて温かくて
そんな君が生きるには この世界は残酷すぎた
ちっぽけで情けなくて 転がされる僕を君は
傷ついた表情(かお)見せずに 優しく抱き上げてくれた
痛いだろうに 辛いだろうに
だから誓った 君の終わりは紡がせない
貫く羽音を聞いて 七色に光る僕を見て
要らない翼だと...七色の翼
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みんながみんな 見て見ぬ振りをするの
どうしていたいの? 答えは反響音
尋ね歩いた 誰もが目を反らした
虚ろな傷が 知らぬ間に裂いていた 胸
それならば もう何も見なくていいじゃない
思った刹那 視界の半分が欠落した
壊したいと 願うのは世界のためではなくて
自分のこの 見えている道が明るければ良か...A Broken Aye
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生まれ落ちて なお僕たちは
子宮の中で生きているようなもの
終わらないと そう信じてる
根拠などどこにも落ちていないのに
ガラス張り 部屋の中 届かない声に
怯えては 殴り 蹴り その部屋を砕く
散らばるのは そう 欠片達
崩れ うねり 床を這う
気づくのは いつも 終わった後
破片 飛んで 膝を切...カケラ
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起きると、外は雨が降っていた。
こもった雨音は不規則なリズムを刻み、耳にしみ込んでいく。
「やだ。今日に限って雨なんて」
乱れたシーツから身体を起こし、呟いてみる。今日は朝から出張だって言うのに、これでは身が入らないではないか。
そんなことを思いつつ、まあ、実はまんざらでもなかったりする。
...雨
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血塗れた焦土。腐った屍で埋まる街。
未だ慣れない、鼻をつくような腐臭に嗚咽を漏らしそうになる。
はあ、はあ、はあ。
口から噴き出す息はもはや吐息ではない。
肺が血反吐混じりに悲鳴をあげているような音だった。
握りしめた剣は落とさぬよう、既に随分と前から紐で掌に括りつけてあった。
そうして斬った人、人...覚悟と無自覚