最近の投稿作品 (21)
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残像ピエロ
調子にのったピエロが
出来もしない芸をやってた
冷たい 暗闇の中 で
ピエロの残像 が 眼にウツル
消えそうで 泣きそうで ツライよ
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白黒コンタクト
双眼鏡 景色うつして
コンダクターの機械操縦、むずいね
白黒はっきりしない 裏表人間
噛み砕くさ 世界なんて、脆いし
どこかで喚いてる戯曲
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朝と昼と夜と子守唄【子守唄】
夕日を眺める日常
そんな時 ある1人の妖精が
唄を歌い出した
「朝日は昇って夕日は沈む
夜は星さん輝き続ける
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クロス・カントリー
五つの生物はやがて
一つの生物へと変わり果ててゆく
ありのままの姿
変わりすぎた身体 何物でもない
地面に描いた 絵みたいに
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オモイユキ
好きって言って キミの声を聞かせて
ボクはマンゾクするから
好きって言って 僕ウレシクなるから
嫌いって言わないで キミの声聞きたくないよ
僕はコワレちゃうから
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暗闇の蛾
月夜の晩に 白く輝く蛾
僕の肩に 乗っかかった
蛾は黒く輝く光を発する
僕は黒い光に包まれ
吸い込まれていく
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アカウント・リバー
さすらいの元 駆け巡る衝動
頭の中に走ってくるよ
記憶が浮かび 吹き飛んでいく
そんな毎日に立ち止まるよ 棒の先で
水道の水 少し飲んだ
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スター・オン・スター
綿飴にかぶり付いたよ
金魚を取ろうとするキラキラ星
先に私が 金魚取ったの
キラキラ星にニッコリ笑った
カラフルなグミを ひと粒口に入れて
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荒ぶる少女は氷点下で何を想う?
冷たい吐息、白い雪
分厚いコートにお手製マフラー
皮の手袋、温かいニット帽
道、道 ゆけば 氷点下の周りグルグル
蒼い枠を通れば 葵の森に
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Life and Death
諦めた顔が 鏡にむなしく映る
汚い粒が肌を崩す
右手には 鋭い刃の鋏 左手に 命その物
鈍く走る 貨物列車 その前に僕がいる
煙が出ない列車に期待を持てない
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未来現
星の様に遠く 輝き続けるよ
青光りをおびている 龍の如く飛び交う
深い深い洞窟の中 緑 姿現れ
新緑に見守られる
淡き霧 曇天の杜を切り刻む 夜に
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私ワ泥人形
消し去りたいの心でいっぱいになった人形
私人形 普通じゃないの
だって泥で作られてるもの
水をかけられるこの気持ち
奥の奥で胸騒ぐ 鼓動
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Adult
僕の日記の中身はからっぽだ
毎日の日々が枯れていく
僕も同時に枯れていく
ありきたりな名前
霧が僕の目の前を通る
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Parallel City
街角で出会った似ている二人
髪の毛、瞳、性格 何もかも全部同じ
同時に見つめあう二人は
そのまま自分の家に転がりこんだ
ネクタイが解れきている
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オトノセカイ
私が楽しむ世界 それは音だらけの世界
そこは音楽好きな人だけが集まる場所
こんな私 行っていいのかな?
どうなのかな?誰か答えて
音の世界 そこであなたは囁いた
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ハッピィ・エンド
泉に一本の架け橋 かかる
それは、それは 綺麗なこと
神秘の泉へと ひとつ変わってゆく
綺麗な、綺麗な泉と化す
想像 膨らませるなり