最近の投稿作品 (83)
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まどろみのうた
「ようこそ」とは言えない世界で
君はどう生きていくんだろう
「ようこそ」とは言えない私は
今までどう生きてきたんだろう
誇れるものは何もない。それは世界も同じ。
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血と鉛
早まっているのは君の鼓動か僕の呼吸か
そんなものどうだって良いから
君の大事なものをカチ割らせてよ
高まっているのは世界情勢か近隣地区か
そんなものどうにもならないから
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わたしをおしえて
私は何で出来ているんだろう
小学生のようなことを思うのは きっと
小学生の頃を覚えていないから
一語一句覚えていないから
女の子は お砂糖で
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RED DIVA
歓楽街を東奔西走
夜の世界は歓迎態勢
人々は彼女をこう呼ぶ
「「「DIVA!」」」
黒い艶髪ベニ色ルージュ
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最も生きにくい世界の中で
朝の日差しを綺麗だと思う
沈む夕日も綺麗だと思う
朝の日差しを煩わしいと思う
沈む夕日に泣くこともある
何が正解なんて無い
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めまぐるしい世界の中で
生きていくこと
はじまりは何だったのか
生きていくこと
そこには理論も倫理も無かったのだろう
イキモノが最初に望んだモノは、きっと他のイノチだろう
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恋のうた
君の声が聴きたいよ
脳を侵す花結びの言葉
君の声が響くころ
欲はひとつ増えていく
「ワガママ」が嫌いな女は
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ヤマザクラ
歪な情景
澄んだ美空に
寂れた埃小屋
喉が渇いて
渇望して
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ラブソング
例えばメールのそれぞれが、かけがえのないモノだとする
何でここまで左右されるのか
自分に腹が立ってくるね
例えばこれまでの数々が、かけがえのないモノだとする
何でこれまで悩んできたのか
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言葉を紡ぐこと
「つぶやき」という行為すこしは慣れたかな
その数は100と10000と様々だけど
こんなにも言葉を溜め込んでいたのかと
「口下手なんだ」と綺麗な言葉で言ってみる
そこは現実よりもリアルで溢れているね
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ガーベラ
一つ歩けること
一つ息を吐けること
二つ歩けること
二つ呼吸ができること
ビー玉の破片が足に刺さる
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還る場所
風に揺れる4本の旗
田んぼの横のお花の畑
ここには誇れるものは無い
お店探すのも苦労して
風に揺れる城跡の旗
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歌詞募集用
夜空のうみに浮かぶ星 七色放つおつきさま
少し溜まったためいき キミの息と同時に風にとけるよ
ここからだと遠くまで見えるね 夜の虹も、キミの毛並みも
大きな瞳に映るわたし きっと、とてもひどい顔だろう
虹の光を受けていたのは わたしも同じだと
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ミカシアン
君は「苦労した」って言う
僕は何もしないけど
君がただそう言うから
僕はただ不安になる
何がホント正しいのか
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ステンドグラス
自分を認めない自虐心と
認めることを認めない自尊心は
拮抗していくつものガラスをつくった
ガラスは息をする度あわれ
泡が入って砕かれてその末路
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耐える人
僕に何ができるんだと
無い物ねだり ナイ ナイ ナイ
初めて交わした約束は
弾けて消えて バイ バイ バイ
ごめんね