音楽に関してはド素人 歌詞などを投稿していきたいと思います X(twitter)→@TERMINUS_A_QUO
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夏の終わりに
真っ赤に灼けた空を眺めていた
思い出すのは青い思い出
焼けたアスファルトの匂い
夕立ちのあとの雨の匂い
生い茂る緑の匂い
空にそびえる入道雲
浜辺の波の音
いつか行った夏祭りの喧騒
それらすべてが...夏の終わりに
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毎朝見つめる君の寝顔も
二人手をつないで歩く道も
一緒にお昼を食べる穏やかな午後も
甘い香りのする優しいキスも
夜に交わすおやすみの挨拶も
すべて
すべて
いつかはなくなってしまう
いつかは崩れ去ってしまう
いつか君は遠いところに行ってしまう...百合
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動かない手で
君に触れようとした
でも
やっぱり動かないから
苦し紛れの苦い笑顔しかできなくて
それを見た君は
悲しそうに笑い返した
いつかまた
また海に行こう
二人だけの幸せを...旅立ち
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季節が変わっても 歳をとっても
僕はあの季節を 忘れはしないだろう
決して 決して
夏の終わり 蝉の声も遠く
気怠い朝 何気なく過ごして
そんな日々が 続くと思ってた
夜のプール 忍び込んだ先で
月光に濡れた キミと出会った
キミは何も知らず ただ無邪気に 無邪気に
笑っていた 笑っていた...仔犬
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繋がれた 紐が
解かれた 赤く
灯台に 咲いた
花火は 遠く
僕らはただ ただ
今また光芒が 疾り消える 黄昏の空に
消えゆく季節は 意味もなく意味もなく
ほらまた夏が来る 冬が来る
眺めてた 夕陽
染められた 線路...reminiscence
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どこかのビルの最上階
優雅な君が出迎える
なにかを話しているようだけど
僕は遠くの雷鳴に気をとられていた
どこかの街の寂れた商店
何も知らない僕が佇んでいる
君は急いで入ってきたけど
僕はなにもしてやれなかった
いつもと同じ 明るい音楽
どこかの僕と どこかの君が...ニュース・アット・イレヴン
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愚かな日々は 消えることなく
募る苛立ちは 増すばかりで
見て、月はあんなに青いのに
月光は白く全てを照らしているのに
僕は部屋の隅っこで 不安ばかり抱えているよ
明日が僕を痛めつける
無為に過ぎゆく時間は 苦痛への助走にすぎず
徒花となった日々は 僕の心を蝕んでゆく
見て、空はあんなに青いのに
空...此岸にて
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誰もいないショッピングモール
駆け抜けて 駆け抜けて
まるであの世との狭間のような
寂寥感 寂寥感
満ち満ちた声も 今は聞こえず
灯りのついた無人の廊下
走り抜け 走り抜け
鳴り続ける気怠い音楽は
倦怠感 倦怠感
突き当りの角 何かいるような...BACKROOMS
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今日も一人暗い部屋の中で
動かない人形を眺めながら
来るはずのない明日を妄想する
そう、分かってるよ
すべて自己嫌悪の産物だって
だけどこれがなきゃ
僕は
僕は
今日も一人寒い空気の中で
苦い液体を飲み干しながら...ノクターン
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シャンデリア 落ちるよな 衝撃
華奢だと驕る キミの横顔
お姫様 思い出す あの日
捨てた 誓いさえ 憎く
輪廻する 優雅 まだ遠く
フラグメント 砕け散る 音色
響く歌声 キミは綺麗だ
お姫様 走り出す 今も
消えた 思い出の 影を
探すよに 後悔 今も続く...ハート・オブ・プリンセス
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見よ 一面にgreenの光
語ってくれた 昔話は
僕の心を 強く突き刺す
見よ 人々にgreenの後光
許されぬ罪と 呟いた君の
言葉は重く 僕は背負いこむ
ああ寒く、寒く 凍える浜辺で
なにをしたのか なにをしたのか
あの時の僕は 確かに正気だ
見よ 洞窟はgreenにぼやける...光輪
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夏の彼方 陽炎の先に
失った日々 思い出すけれど
歩き続ける なにかを探すように
夏の彼方 画面の向こうに
つながったキミと 言葉交わした
懐かしい日々 涙が頬を伝う
生きることに意味はあるのかな なんて
浮かぶ疑問に 答えなんてないけれど
また明日 笑顔で会おうねって
交わした約束よ 美しくあれ...夏をこえて
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歩く、歩く
林を歩く 谷を歩く 河原を歩く 海辺を歩く
なにもない、なにもない
僕のまわりは静寂に包まれ
孤独の中で 神を見た日よ
ああ神よ 落ちる空よ
なんで僕はこんなところで
泥にまみれて 足引きずって
霞む景色は 色鮮やかだ
歩く、歩く...野火