ロードローラー1号・2号さん

ロードローラー1号・2号さん

M170339

(プロフィールはありません)

ピアプロバッジ

フォロー(5)

  • ウイ(初)
  • めろー
  • Aki-t
  • おにく
  • habuki

フォロワー(5)

  • Majyu
  • おにのくすり
  • kind
  • haruki
  • 晶霞

作品に付けられたタグ

イチオシ作品

『鎮魂歌はいらないよ、姫(レクイエム)』6

「リン…!! 僕の、言うことを聞いて…? リン、君は生きて罪を償わなきゃいけない。 …外の世界を、ちゃんと知らなきゃいけない…。 だから、逃げてよ…リン!!」 「………やだ、やだぁ…レン…!」 「……………。 リン、僕の最初で最後の我が侭を聞いてよ。」 「……ズルいわ、レン…。」 優しくおでこにキスして笑う僕に、リンは観念したように言った。 そして、リンはクローゼットから一番のお気に入りのドレスを取り出して、僕に渡した。 「……バイバイ、リン。 よろしくね…レン…。」 「……………。」 “僕”になったリン。 “リン”になった僕。 僕は涙を堪えて、笑った。 リンは俯いたまま僕に背を向けて、隠し通路に消えていった。 「さ…今から少しだけ、王女様だ。 きちんと、やらないとね…。」 僕は涙の痕を綺麗に拭き取って、リンそっくりの笑みを浮かべる。 そして、その直後に彼らは“僕”の部屋に踏み込んできた。 赤き鎧の女剣士に、青の王子、そして遠くから僕を睨む赤い髪の少年。 僕はリンが言いそうなことを言って、あっけなく捕まった。 「…王女よ、ここで処刑の時が来るまで待つがいい。 せいぜい…恐怖に震えているんだな。」 あの女剣士に似た顔立ちの少年が、憎しみと怒りが隠しきれぬ声で言う。 「…………。」 「……………っ。」 それに僕は、黙って嘲笑を返した。 少年の顔がみるみるうちに歪む。 ガシャーン! そして、牢屋の鉄格子が降りる冷たい音が響いた。 …あと、どれくらい“僕”は生かされるのだろうか。 数時間か、数日か。 どちらにしろ、残された僅かな時間で僕の出来ることは限られていた。 でも、僕が最期にしたいことは決まっている。 ただ、祈りを捧げるだけでいい。 “どうか、神様…リンが無事に逃げられますように…” “リンが、外の世界でも幸せに生きていけますように…” そして、最後の願いはリンへ。 「リン…もしも生まれ変われるならば、その時はまた遊んでね…。」 Fin.

少し長かったかな…?
でも、最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます!

嗚呼…、スッキリしたぁ~!
書けて良かった~!
投稿日時 : 2010/09/06 01:29

最近の投稿作品 (12)

まだ誰からも使われていません

何もありません

何もありません

▲TOP